k.a
2025/07/15 12:14
ステラ ヒトラーにユダヤ人同胞を売った女
映画『ステラ ヒトラーにユダヤ人同胞を売った女』(2023年、キリアン・リートホーフ監督、パウラ・ベーア主演)は、ナチス政権下のベルリンでユダヤ人でありながらゲシュタポの密告者となったステラ・ゴルトシュラークの実話を基にしたドラマ。1940年、18歳のステラはジャズシンガーになる夢を抱くが、ユダヤ人迫害の激化で強制労働を強いられる。偽造パスポートを売るロルフと恋に落ち、自由を謳歌するもゲシュタポに逮捕され、アウシュヴィッツ送りを免れるため同胞の密告に協力。戦後、裁判にかけられ、ソ連の10年禁固を経て自由になるが、心の傷を抱え1994年に自死。パウラ・ベーアの鬼気迫る演技と、被害者と加害者の二面性を描く演出が光る。
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