ストーリー

k.a
2025/07/10 05:20

ブラック レイン / サントラ 洋画オリジナル

「ブラック・レイン」(1989年)のサウンドトラックは、リドリー・スコット監督のアクション・スリラーを彩るハンス・ジマーのダイナミックなスコアと多彩なアーティストの楽曲が融合した名盤。マイケル・ダグラス、高倉健、松田優作の大阪を舞台にしたヤクザとの戦いを、ジマーのシンセとオーケストラが緊張感とエキゾチックな雰囲気で強調。グレッグ・オールマンの「I'll Be Holding On」は哀愁漂う主題歌で、映画の情感を締めくくる。イギー・ポップの「Livin' on the Edge of the Night」、UB40の「The Way You Do the Things You Do」、坂本龍一の「Laserman」(「JAZZ #1」として収録)など、80年代のロックとソウルが物語のバイタリティを高める。全体として、映画のネオノワールな世界観と大阪の猥雑なエネルギーを音で表現した一枚だが、一部楽曲は映画の文脈を離れるとやや散漫に感じることも。ファンには映画のシーンを鮮やかに蘇らせる必携のサウンドトラック。

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