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私の好きな映画

第96回「アカデミー賞」司会がおもしろすぎる『君たちはどう生きるか』『マダムウェブ』イジリに、全裸ネタ。これがアメリカのノリなのか。

昨年から映画レビューに力を入れているのもあって、

WOWOW中継の

 

アカデミー賞をリアルタイムで観た。

ファンのチャットはすごい熱気で日本勢を応援している

 

そして、歓喜の瞬間・・・・。

 

このアメリカのアカデミー賞、昨年衝撃を受けたのが

司会のイジリの毒舌がおもしろいのだ。

 

さらに「歌ライブ」があり、亡くなられた映画人への追悼がある、

本当におもしろい4時間なのだけれど、

僕的におすすめは「字幕付き」版。

 

同時通訳ではほとんどニュアンスは伝わらないし、歌ライブの和訳歌詞もない。

 

と、いうことでどれだけ今回のアカデミー賞がボケまくっていたか簡潔にまとめます!

 

空からパラシュートで降りてくる演出などいろいろ毎回楽しみなOP、

今回は司会「ジミー・キンメル」がバービーの世界に入っているところから始まる。

 

このOP映像はノミネート作をフラッシュバックさせる映像なのだけど

これが100点。

 

抱き着くシーンをいろいろインサートする中、「君たちはどう生きるか」の

抱き合うシーン、ここにポニョで思い出して欲しい、宮崎アニメに顕著な躍動感がある。

 

ああ、ここで獲れるかも、と思った。

 

さらに「マエストロ」という指揮者の映画があるんだけれど、

その指揮棒を振り下ろす描写の、直後に「ゴジラマイナスワン」のゴジラが雄叫びをあげる

インサートが最高。(いい使い方するなー(*'▽')

 

・・・・

まず、司会が素晴らしい演技、素晴らしい映画、と褒めちぎった後、

「マダム・ウェブもそうなるはずでした・・・」

とすげー毒を放つ。会場は大笑い。

 

おい(;'∀')

すごすぎるノリ。

 

さらにアイアンマンこと、ロバート・ダウニーJrがかつて薬で問題を起こしていたという

事件にふれ、

「君は今、最高潮だね、、、あれ、昔もっとハイになっていた時期があったっけ?」

とイジる。

これには、チャット上では詳しいみんなはわかっていたようで笑う。

 

このハイレベルである。

 

「君たちはどう生きるか」受賞が発表。

なんと、宮崎駿さんも、鈴木敏夫さんも来ていない・・・

これに対して、司会はイジル。

 

「せめて、アオサギだけでも来てほしかったね・・・」と。

このイジリはありがたい。

(個人的には3.11だったので華やかな舞台には足を運ばなかったのではないか、と思う)

 

さぁ、直前の記事でも気になっていた

「関心領域」。アウシュビッツ強制収容所の隣に豪邸を建てて住んでいた家族の話。

 

これが、要注目でチャットでも言及されていた。

 

そして本命「オッペンハイマー」

25年かけて書き上げたという原作。

スタジオの町山智浩さんがいうのは6回見てやっと8割理解できた、という。

それほどにすごいらしいのだ。

 

哀れなるものたち主演の「エマ・ストーン」が

「バービー」のケンに促されてマイクで歌うのが最高のシーンだった。

すごすぎる、夢だ。

 

笑えるシーンでは

50年前に起きた、司会者の後ろを全裸男が横切った事件をとりあげ、

、後ろを見ると

全裸の男が顔を出している・・・・(笑)

 

ジョン・シナという有名なプロレスラーで

この人が「アキラ100%」さんのように股間を隠して登場。

股間を封筒で隠しているから封筒が開けられない・・・・

 

衣装デザイン賞

 

一言目が

「衣装は・・・とても大切です」

 

わかりやすくて、

おもしろすぎる。

 

そして一番すごいと思ったのが映画人、追悼の場面

ロシアの

「ナワリヌイ」さんが亡くなったのは記憶に新しいが、

昨年ドキュメンタリー賞を獲った映画の本編よりメッセージで

 

「悪が勝つには、善人が何もしないことだ」

から始まり、

亡くなった俳優の名シーンが台詞音声と共に

映し出されていくのだ。これほど強いメッセージがあるだろうか。

 

全体的に昨年よりもすべてが洗練されている。

 

作曲賞を獲ったオッペンハイマーの

ルドウィグ・ゴランソンという人が最後にいった

「母さん、ゲームじゃなくて楽器を僕に与えてくれてありがとう!」

と言ったのが引っ掛かる

((;'∀')・・・・・・・・・絶賛、ゲームしてます)

 

司会ジミーはカメラに向かい、

トランプ元大統領に、「もう刑期は終わったの?」と

語り掛ける。

 

誰かを敵に回すのを恐れないのか、アメリカ人は(;^ω^)

 

そんな中、受賞後のインタビューで

ゴジラー1の

山崎貴監督が語った

「日本人としてオッペンハイマーのアンサー映画を作らなければいけない」

がとても印象深く力強い。

 

OPで盛り上がったのは

彼らが主役だ、と、

エキストラに参加した人たちをたくさん舞台にあげて

労ったシーン。

 

頑張れ、映画界。

 

と、いうことで

映画を楽しみたいダメ沢直樹でした

 

 

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