DISCASレビュー

k.a
2025/07/07 07:43

映画「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」

『映画 ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』(2024)は、廣嶋玲子による人気児童小説の実写映画化で、監督は中田秀夫。幸運な者だけがたどり着ける駄菓子屋「銭天堂」を舞台に、願いを叶える不思議な駄菓子を巡る物語。店主・紅子(天海祐希)が新米教師・小太郎(大橋和也)や編集者・陽子(伊原六花)に駄菓子を売るが、使い方を誤ると不幸を招く。対抗する「たたりめ堂」の店主・よどみ(上白石萌音)の暗躍が絡む。原作のオムニバス形式を活かし、駄菓子のネーミングやセットの再現度が魅力。子供向けのワクワク感と教訓が楽しく、大人も人間ドラマに引き込まれるが、チープなCGや急な展開に賛否も。水曜日のカンパネラの主題歌「願いはぎょうさん」が作品を盛り上げる。家族で楽しめるほのぼのサスペンス。

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