DISCASレビュー

PANDEMIC 感染惑星

　2008年　アメリカ

スタッフ

　監督：アンドリュー・C・エリン

　製作：カーク・ショウ

　脚本：アンドリュー・C・エリン、カイル・ハート

キャスト

　アン・ヘッシュ、ジェームス・タッパー、ダニエル・ベーコン、

　ニコラ・アンダーソン、シェリル・アップヒル

シアトルで猛威を振るう、新型ウィルス。症状は流感に似ているが、既存のワクチンは効果がなく、致死率が異常に高い。非常事態宣言が発令され、全米はパニック状態となる。ＧＨＯ（世界保健機構）のテス・マーティン博士は、必死で感染ルートを探り、航空機燃料に含まれる化学物質との関連を突き止める。空から撒き散らされる、死の汚染物質。その裏には、軍と製薬会社による極秘実験の陰謀があった。人類を破滅の淵から救うため、テスは巨大な敵に戦いを挑むが……。

タイトルにあるような惑星規模で感染するような話ではありませんが、ウィルス感染の恐怖や市民の苦悩、軍と製薬会社の陰謀などしっかり表現されている社会派サスペンスの意味合いが強い作品で決してつまらないＢ級映画ではありません。