DISCASレビュー

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2025/10/11 00:27

キングコング 髑髏島の巨神

キングコング 髑髏島の巨神

 2017年 アメリカ 劇場公開:2017年3月25日

スタッフ 監督:ジョーダン・ヴォート・ロバーツ 脚本:ダン・ギルロイ、マックス・ボレンスタ

     イン、デレク・コノリー 原案:ジョン・ゲイティンズ 製作:トーマス・タル、メアリ

     ー・ペアレント、ジョン・ジャシュニ、アレックス・ガルシア 音楽:ヘンリー・ジャッ

     クマン 製作総指揮:エリック・マクレオド VFXプロデューサー:トム・ピッツマン

キャスト トム・ヒドルストン、 サミュエル・L・ジャクソン、ジョン・グッドマン、ブリー・ラーソ

     ン、ジン・ティエン、ジョン・C・ライリー 、トビー・ケベル、ジョン・オーティス、コー

     リー・ホーキンス、ジェイソン・ミッチェル、シェー・ウィガム、トーマス・マン、ユー

     ジン・コルデロ、テリー・ノタリー、MIYAVI  ほか

それは、簡単な任務のはずだった。未知の生物の存在を確認しようと、学者やカメラマン、軍人で構成された調査遠征隊が潜入した太平洋に浮かぶ謎の孤島・髑髏島。だがそこは、決して人間が足を踏み入れてはならない場所だった。島に着くとすぐに、そこがただの島ではないことが明らかになる。至るところに散らばる骸骨。そして、岩壁には血塗られた巨大な手の跡が……。やがて姿を現したのは、巨大な守護神キングコング。そして、脅威はこれだけに止まらなかった。続いて現れる正体不明の凶暴な巨大生物たち。島を破壊した人間たちは、なすすべもなく逃げ惑うばかり。髑髏島の秘密とは……?彼らは島から生きて脱出できるのか……?果たして、コングは人類の敵なのか、それとも味方なのか……?

1933年に製作された特撮映画の古典「キング・コング」を筆頭に、これまでにも数々の映画で描かれてきたモンスターの王者キングコングの起源を、コングの故郷である髑髏(どくろ)島を舞台に描いたアドベンチャーアクション大作。監督のヴォート=ロバーツは「日本の漫画・ゲーム・アニメを見て育ち、今の自分のDNAとなっている」と公言するほどの日本好きであり、本作品の製作にも影響を与えている。映画全体には『もののけ姫』や『千と千尋の神隠し』の要素が含まれているとし、登場するクリーチャーは「宮崎駿監督作品に出てくるようなもの。精神性があり美しく、パワフルなものを目指した」と語っている。また、序盤に登場する日本兵グンペイ・イカリの名前は『新世紀エヴァンゲリオン』の碇シンジと、ゲームクリエイターの横井軍平から取られている。余談ですが、中国資本に買収されたせいで制作姿勢が変わるのではと心配したが、真摯に怪獣映画に取り組まれており好感が持てる。怪獣映画というよりはアドベンチャーの要素が大きくマンネリ化を防ぐ工夫が嬉しい。

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1 件の返信 (新着順)
さっちゃん
2025/10/11 13:39

 本作は劇場公開時には、テレビ・コマーシャルで観た、コング以外のクリーチャーがどうも受け付けなくて観に行かなかったのですが、後にCSで放送したときに観て、その世界観やコングと登場人物たちとの絡みに魅了されてしまいました。
 特にサミュエル・L・ジャクソン演じる軍の指揮官が単純な悪役ではないのが得点が高いです。
 日本兵の描き方に少し違和感はありましたが、名前の付け方を知ってリスペクトをもっての描写だったと分かりました。
 もともと、このシリーズは追っかけてはいなかったのですが、こう増えてくると全部を観るのが、より億劫になってしまいます。ま、ボチボチ、機会があったら鑑賞していきましょう。


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2025/10/11 19:08

コメントありがとうございます。
コングのシリーズには「ちょっと待ってよ」というものがありますが、これも「キングコング」に対する描写だと思って見ています。その時代に合った作風や描写があると思いますが、自分の中では1933年公開の初代「キングコング」を超えるものは無いと思っています。

さっちゃん
2025/10/12 21:21

>自分の中では1933年公開の初代「キングコング」を超えるものは無いと思っています。

 私も同感です。ウィリス・H・オブライエンはレイ・ハリーハウゼンのお師匠さんですから、その腕前はなかなか現在のCGでも超えることは難しいと思います。彼の仕事のうち、今でも見ることができるのが『黒い蠍』です。機会があれば是非、ご覧になってください。映画としても結構、面白いです。

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2025/10/12 21:54

ありがとうございます。
『黒い蠍』ぜひ、見させて頂きます。