DISCASレビュー

k.a
2025/06/12 19:53

「機動戦士ガンダム THE ORIGIN VI 誕生 赤い彗星」(2018)

「機動戦士ガンダム THE ORIGIN VI 誕生 赤い彗星」(2018)は、安彦良和原作・総監督のOVAシリーズ最終章。宇宙世紀0079年、一年戦争初期の「コロニー落とし」と「第二次ブリティッシュ作戦」を背景に、シャア・アズナブルが「赤い彗星」として連邦軍を圧倒し、ジオン独立戦争の英雄となる姿を描く。アルテイシア(セイラ・マス)の連邦軍入隊、ザビ家の内紛、ランバ・ラルやアムロ・レイの初登場が物語を締めくくる。安彦の緻密な作画と迫力のモビルスーツ戦、服部隆之の壮大な音楽が戦争の悲劇とシャアの複雑な心情を際立たせる。初代ガンダムへの完璧な橋渡しとなり、ファン感涙の集大成。ガンダム史の深みを刻む圧巻の一作。

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