カニさん

2025/06/24 22:11
カメダはどうだ とか カメダは変わりないか とか
砂の器 (1974)
The Castle of Sand

やっぱり渥美清って最高ね!
同じ野村監督の『八つ墓村』での金田一耕助役でもそう思いました
今回は、さて、何の役でしょう? お楽しみに です
この映画、
前半は、丹波哲郎とEX千葉県知事のバディ捜査(手がかりがチョー少なく、おみやげなしの外れ出張捜査もあり、捜査本部は、いったん解散! 迷宮入りのおそれ)と
後編は、親子お遍路さんとピアノコンチェルトと復活捜査会議の三位一体攻撃にタジタジ タージマハール必至!
pero 公開時は私、洋画ミーハー中坊だったもので、クラシックピアノの新進気鋭作曲家が
自分の出自を隠し、のし上がっていくーみたいな、
大袈裟な邦画やのー と馬鹿にしまくっていたのですが、
後年、地上波やレンタルでこの作品に触れ、あれ!? これはいい映画だなーと
知らんかったけど、これ 脚本橋本忍で、監督 野村芳太郎 やん!

オマケに、この本↑に出会い、映画作りの裏側を知らされるに至っては、めっちゃおもろいやんけ!と いまや、脳内に幸せ物質が出まくっております
松本清張の原作が橋本忍によって大胆に脚色されている
トリックが甘いとか言われて、バッサリいかれてる 登場人物の2人を1人の人物にしてみたり、ヌーボなんちゃらという新鋭芸術家集団の出番を斫ったり
社長のGOが出てないのに、勝手にロケ行って桜満開の風景を撮ってきたり、
斜陽になりかけていた頃の邦画の作り手や宣伝の裏話が貴重~に面白いです はい
映画2回見て、本読んで、もう一回映画見て、ほんで、また本を読むのが、よろしいかと はい

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ミュートしたユーザーの投稿です。
投稿を表示今この本を読んでいるところです。
松本清張、初の新聞連載小説なんで、はりきって映画にして~と依頼されたようです。
実現までに多くの困難が…
製作反対を唱える団体に松竹が毅然と対応して
映画化に至りました。松竹エライ!
ヒット作品ながらなかなかテレビ放映もされてなくて、
ようやく放送されたとき、セリフが割愛されてました。
事件もので刑事と犯人が対面するのがなくて、
それを交響曲に載せて一気に解決に。
犯人が捕まることなく喝采を浴びるところでエンド。
あの演奏形態、弾き振りっていうそうです。久石譲はよくやっています。
原作より映画が良かったのは「第三の男」と本作という人もいます。
松竹が困った時は「寅さん」大会か「砂の器」大会をしていました。
昭和の松竹は野村芳太郎が山田洋次と二枚看板でした。
本を読むもう~