カニさん

2025/02/08 17:05
わたしは この映画を どんな 顔をして 観れば よいのでしょうか?
ボディ・ダブル 1984
BODY DOUBLE

オープニング・タイトルのフォント?が、アメリカン恐怖コミックみたいで笑える。
監督お得意の劇中劇のオープニングでござる。まぁ~た『ダイ・ハード2』空港主任警備員がB級映画監督役で出てるし、音楽は久石譲みたいな感じを醸していて、全く”ちぐはぐ”で意味が分からんし、
なんか不安になってしまう。

主演のにいちゃんは、ルックスがビミョーなB級映画俳優で、いきなりガールフレンドの浮気ちょめちょめ現場に出くわし(これに始まりso much nudity comes out)、呆然とうろつく映画スタジオ内を巨大な張りぼて岩石や草原の書割が行きかい、立ち寄ったスーパーマーケットにバリバリのジューイッシュのおっちゃんがおったり・・・先生ー、度が過ぎます!

この映画 なに⁉コメディ?ホラー?エロ?サスペンス? ちゃんとしてよ!
こっちもジャンルによって、心の準備ってぇーものがあるでしょ!
って、いつものデ・パルマ先生の術中にはまってしまう。

そうか、これって あの名作『裏窓』へのオマージュなのね と途中で気付く
長回しシーンも面白い(これは『ロープ』?)あと抱擁男女の周りをグルグルカメラが回ったり(これは『めまい』?) ヒッチコックに捧ぐ なのか?

当時流行ってたフランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッドとコラボ(映画宣伝MV?)してたりとか、
映画のジャンルなんて、何でもええんや楽しけりゃ!エンターテインメントじゃーって感じなのですが
気の弱い僕は、どぎまぎしてしまいます。

おまけ この映画の収穫は、メラニー・グリフィス 後に『ワーキング・ガール』とかで、
スターダムにのし上がる?けど 低い声のセリフ回しとか、なかなかチャーミングでした。

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