前回の『スクール・オブ・ロック』から音楽映画繋がりということで、アイルランド映画『シング・ストリート』を紹介します！

【あらすじ】

舞台は80年代のダブリン（アイルランド）。

主人公コナーは、父親の失業をきっかけに体罰といじめが蔓延る荒れた高校に転校する。

ある日、高校の向かいに毎日立っている女性ラフィーナに一目惚れし、彼女の気を引こうと自身のバンドのMVに出演するよう声をかける。

実際にはそんなバンドは存在しなかったが、一からメンバーを集め、「シング・ストリート」としてバンド活動を始めていく。

【解説】

いじめっ子やクソ校長に目をつけられ、両親はいつも夫婦喧嘩という最悪の環境に身を置くコナーですが、バンドメンバー全員はいいヤツなので、活動そのものはずっと順調。これもまた「悲しみの喜び」です。

ちなみに自分はエイモン推しです。最高の友達すぎるでしょ！

エイモンが最高の友達なのに対して、最高の兄貴ブレンダン。

ある理由によって大学を中退し、世捨て人のような生活を送っていますが、ロックの師匠としてコナーを導き、弟の門出を心から喜べるナイスガイです。

そしてなんといってもヒロイン、ラフィーナ。

コナーより一つ歳上で、16歳とは思えないほど達観しているように見えますが、年齢相応の弱さもあり、コナーとはお互いに影響を受け合っていきます。

こんな恋愛したい！！

なんでもないシーンでもなぜか涙が溢れました。

きっとこれから楽しいこともあれば苦難も受けているであろうことを予感させるラストですが、この二人なら乗り越えられる！幸せになって！

名曲ぞろいの本作ですが、個人的にはバック・トゥ・ザ・フューチャー風のMVを撮影するシーンで演奏する「Drive It Like You Stole It」がお気に入りです！聞いてみて！