DISCASレビュー

「ダーティハリー3」（1976、原題：The Enforcer）は、ジェームズ・ファーゴ監督、クリント・イーストウッド主演による「ダーティハリー」シリーズの第3作。サンフランシスコの刑事ハリー・キャラハン（イーストウッド）が、テロリスト集団「人民革命ストライクフォース」の脅威に立ち向かう。新たに女性刑事ケイト・ムーア（タイン・デイリー）とコンビを組み、彼女との掛け合いが新鮮。ハリーの硬派なスタイルと「.44マグナム」の迫力は健在で、アルカトラズ島でのクライマックス戦が緊張感を高める。ジェリー・フィールディングの音楽が雰囲気を盛り上げるが、ストーリーは前作よりやや単純。ハリーの不屈の魅力とアクションが光る、シリーズらしい硬派な一作。