DISCASレビュー

カッツ
2025/11/24 07:35

5月のミル

1990年公開、ルイ・マル監督フランス・イタリア合作ドラマ。舞台は1968年、パリで五月革命が吹き荒れる中、南仏の田舎にある屋敷に集まったブルジョワ一家の数日間の騒動を描いています。

物語は、当主夫人の急死をきっかけに、長男ミル(ミシェル・ピコリ)が家族を呼び寄せるところから始まります。集まった親族たちは、母の死よりも遺産分配や屋敷の売却に関心を寄せ、やがて小間使いの女性が遺書に名を連ねていたことが発覚し、さらに混乱が深まります。革命の影響で葬儀屋までがストライキに入り、家族は庭に遺体を埋めることを決め、ピクニックや酒宴に興じるという、奇妙で滑稽な展開が続きます。

 ミルが川の中に手をいれるとザリガニが指に食いついてくるのを見た時は驚き、ザリガニがご馳走なんだと思った。

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