DISCASレビュー

カッツ
2025/10/24 07:37

コンテイジョン

新型コロナウイルスが流行し始めた頃に、『コンテイジョン』を借りて観た。
この映画は、感染症の専門家が観ても「よくできている」と評価するほど、科学的な描写や感染拡大のプロセスがリアルに描かれている。実際、コロナ禍の展開は、この映画で描かれていた流れと驚くほど似ていて、改めてその先見性に感心した。
中でも強く印象に残ったのは、グウィネス・パルトロー演じる女性が感染後に死亡し、検死のため頭部を切開されるシーン。あまりに生々しく、感染症の恐ろしさが一気に現実味を帯びて迫ってきた。
娯楽作品でありながら、社会的な警鐘としての側面も持つこの映画は、パンデミックを経験した今だからこそ、より深く考えさせられる作品だと思う。
 

コメントする