村松健太郎
2024/01/09 13:57
カラオケに行きたくなる!!『カラオケ行こ!』
見終わるとカラオケに行きたくなる映画です。
映画の公開コロナ禍のど真ん中の時期だったら、カラオケ店も休業していたので、フラストレーションが溜まったことでしょうね。
『1秒先の彼』などの山下敦弘監督作品というだけで充分に心惹かれるのですが、『逃げ恥』『アンナチュラル』など野木亜紀子脚本ということで見ないわけにはいかない一本です。
山下監督は時々、素敵な音楽を活かした映画を作ってくれるので、そういう意味でも楽しみでした。
見終わって思ったことは、綾野剛はこういう”本人は自覚していないズレ”を持ったキャラクターを本当に面白く演じてくれますね。彼も含めて”綾野剛側”の人たちがみんな巧いので思わず笑ってしまいます。
一方、大抜擢に近い齋藤潤がまた好演を見せてくれます。一歩間違えると完全の綾野剛に呑みこまれて終わってしまいかねないのですが、W主演の一角をしっかりと務めました。
一歩間違えるとチグハグだったり、変に物騒な映画になってしまいかねませんでしたが、巧く作ってくれました。
XJapanの「紅」がこんな活かされ方をするとは思いませんでした。エンディングテーマのLittle Glee Monsterバージョンも味があってよかったです。
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