やめとけ 戦争が始まる(ハックマン) 今 始まった戦争じゃない(デフォー)
ミシシッピー・バーニング (1988)
MISSISSIPPI BURNING

なんか最近、観返してる映画って 制作が ORION ばっかり
80年代って、ORION 頑張っていたんやね

アラン・パーカーの映画ってみんな音楽がいい。
彼ってグレートブリテンの人だよね (ザ・コミットメンツ とかあるし)てっきり、アイルランドかと思ってたらイングランドみたい
本作では、ゴスペルがいい というか悲しい(エンドロールで流れる曲、最高)
彼の作品は、音楽系か、『ミッドナイト・エクスプレス』とかしか知らんかったけど
黒人差別問題に一家言あるんかな パーカー先生
こっこれが社会派か!と思わせる出来。(この題材、アメリカ人監督には撮れんのかな?)

1964年 公民権運動家の白人二人と黒人一人が行方不明に
その捜査に向かうFBIジーン・ハックマン(合掌)とウィレム・デフォー
南部出身ベテランたたき上げとエリート若造の陽光明るいミシシッピーへのドライブ
冒頭の漆黒の闇の中の陰惨な出来事とは対照的でつかみはばっちり

『フレンチ・コネクション』(1971)のときより、強気マシマシのポパイと
安定のウィレム・デフォーのコンビ。というか、若い時から安定してたのねデフォー
本部から捜査員をいっぱい呼んで、現場近くの古びた劇場(映画館?)を月75ドルで借りて捜査本部に(これ未だ ほんの序の口、そのあと軍隊まで呼んで・・・)

ポパイが、”観客席”に腰を下ろして 曰く
When does the show start? なかなか粋だ
(黒人奴隷を彷彿とさせる)わた畑のビューティーショットからのケージで怯える黒人青年への寄り
よっ! アカデミー撮影賞!
構成的に優れている 構図も編集も パーカー先生 がぁさす
開始30分で、やっとフランシス・マクドーマンド 登場!

役者がそろいました
で 最後まで、怒涛の進行 あー面白かった

やっぱり '60年代のアメリカの南部って やばいです
スワンプ プアホワイト ゴスペル ハレルヤ KKK・・・
オマケ
子役 ダリアス・マクラリーがよかった(背中ショットしか見つからんかった 茶色の方)


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投稿を表示中学時代に英語の授業で鑑賞しました。
非常に考えさせられる映画でした。
アラン・パーカー監督の映画『ライフ・オブ・デビッド・ゲイル』も考えさせられる映画でした。
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投稿を表示こういう力の入った名作を、さらっと、でも楽しくレビューされるカニさん、さすがです!