幾田りらとあのという、今、最高の旬の二人をメイン声優に据えた『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』 の前後編の後章。

前章は独特のテンポとビターな味のある膨大なセリフ量で観客を引っ張り、そのまま後章まで気持ちも引っ張る作りでしたが、後章は一転して、前章の各所に散りばめられた伏線を一気に、時にかなりの力業で回収するハードSFな一本となりました。

前後でこんなにテイストが変わるとは驚きです。
一方で、作品全体を通す”等身大の青春劇”の部分は共通しています。

とても不思議なバランスでできている前後編映画でした。

後章が当初より公開が遅れてしまって、映画館で前後編イッキ見が難しくなってしまったのが惜しいところです。

一部でイベント的な前後編一気上映があるとのことで、おススメです。

前章の主題歌はanofeat.幾田りら名義の「絶絶絶絶対聖域」でしたが、後章は幾田りらfeat.ano名義の「青春謳歌」になっています。