DISCASレビュー

デイアフター2020 首都大凍結　前編

　2010年　イギリス、ニュージーランド　日本劇場未公開

スタッフ　監督：ニック・コパス　脚本：レイ・ハーディング

キャスト　リチャード・ロクスバーグ、フランシス・オコナー、クレア・フォーラニ、

　　　　　ベン・クロス、サム・ニール、ほか

西暦2020年。地球温暖化で多くの地域が砂漠化。イギリスにも難民が大挙し、国際封鎖を余儀なくされる。深刻化するエネルギー危機の対策として、北極圏の氷原の下に眠る石油掘削計画が進行していた。科学者のトムは、グリーンランドで作業を行うヘイロー社の掘削設備が氷原を破壊し、新たな氷河期を招くと警告し、現地調査に乗り込む。

「デイアフタートゥモロー」のようなディザスター映画かと思いきや、人間のエゴが生み出した災害。気象変動が起こる以前から地球の環境は劣悪になっていて、温暖化で殆どが砂漠化してる状態です。石油エネルギーは枯渇寸前で、舞台であるイギリスにも難民が押し寄せてきていて国境は封鎖されてるという設定。人々は北極の地下に眠る油田に目を付けます。その利権を獲得してるのがヘイロー社（分かり易い悪徳企業）。突っ込みどころも満載だけれど、意外に面白かったです。