80年代ディズニー実写はSFXだ!!
皆さんこんにちは!
椿ですっ!
先日のイベントの興奮収まらぬまま、今日に至る訳ですが・・・
気が付いてみれば、今日はもう7月30日!!
なんとぉぉぉっ!!
今月のお題ぃ、ひとつも手つけて無かったぁぁぁ!!!
これはヤヴァイ!
なんとか、一つくらい!!
ということで、椿が挑戦する、今月のお題!!
『イチオシ!ディズニー映画』
なぁんと!
椿が苦手とするタイプのディズニー映画を取り上げるとはっ!自分でもびっくりだわっ
しかし、実は80年代に映画好きな少年時代を過ごしたボクたち、アタシたちにとって、ディズニー映画は、
SFXを駆使した実写ファンタジー映画の宝庫!!
だったのであります!!
今日は、そんな映画をご紹介します!
しかし、断っておきますが、今回は、いつものダラダラ長い熱量の文にはなりません。作品のご紹介程度にとどめた内容となっております。
と、いうのも、これからご紹介する作品。自分も結構好きな作品たちばかりなのですが、自分が熱く語れるほど見た回数は多くなく、しかも、配信がなかったり、DVDも出てるか微妙な作品もあったりで、うろ覚えの記憶の中から引っ張り出してご紹介するため、いつもの暑苦しいコラムを期待してくださる皆様にはいささか物足りないかと思われます。(そんな誰も期待しとらんっ!?)
『ドラゴンスレイヤー(1981)』壮大な冒険叙事詩
【あらすじ】
中世のイングランド。偉大な魔術師ウーリックと弟子の若者ゲイレンのもとに、辺境の町から、若者ヴァレリアンらがやってきて、ドラゴン退治を依頼する。その町では年に一度、ドラゴンに二人の処女をいけにえとして差し出す風習があった。それを怠るとドラゴンにより町は壊滅されてしまう。
ゲイレンは町の人々と共にドラゴン退治に向かう。実は町の若者ヴァレリアンは、女性で、本来ならドラゴンにいけにえの候補にされるはずの処女であった。しかし、いけにえになるのを恐れ男装していた。町の領主は自身にも娘がいたが、彼女がいけにえに選ばれるのを避けるため、くじに細工をしていた。その秘密を知った姫は、自身がいけにえになるよう仕向ける。そして姫はいけにえに差し出される。ゲイレンは姫を助け出し、ドラゴンを退治することができるのか!?
【かいせつ】
中世を舞台にした、ドラゴン退治のファンタジーもの。ディズニー、ファンタジーというと、なんとなく、「らしい」感じがしますが、本作、結構グロかったり、え!?と意外な人が死んでしまったり、なんとなぁく、後味の悪いラストだったりで、少なくとも、当時のディズニーのイメージではなかったせいか、日本では劇場未公開。ビデオスルーに終わりました。
しかしながら、物語もそれなりに面白く、なんと言っても、「ゴーモーション」という特殊撮影技術を持ちいたドラゴンの描写が素晴らしく、それまで欧米の特撮モンスターというと人形アニメが主流で、コマ撮りのぎこちなさの残る動きが目立っていたのが、巨大なドラゴンが大翼を広げ空を舞い、血を踏み鳴らし、火を吐く姿が大迫力で展開されます。
人気テレビドラマ『アリー・マイ・ラブ』に出演していたピーター・マクニコルの初主演映画です。ほか出演者もラルフ・リチャードソンをはじめとして、的確な芝居をする名優たちがキャスティングされています。神父役で「パルパティーン」イアン・マックダイアミドも出演。
配信もなく、日本でDVDが出たかもわかりません。残念ながらTSUTAYA DISCUSにもない所を見るとDVD化も無かったのかもしれません。日本ではちょっと見るのが難しい作品のようです。
『ブラックホール(1979)』深淵なる宇宙の謎を解く!
【あらすじ】
宇宙船パロミノ号は宇宙空間を航行中、巨大なブラックホールに遭遇。吸い込まれそうになるが、ブラックホールに接近しながらも吸い込まれず残っている巨大戦艦シグナス号に助け出される。シグナス号にはブラックホールの研究をしているラインハルト博士と彼の世話をしているアンドロイドが乗船していた。他の乗組員はすべて脱出。博士一人ブラックホール研究のために残っていた。
博士に賛同するパロミノ号の乗組員だったが、やがて、博士の恐るべき本性が明らかになる・・
【かいせつ】
ディズニーが放つSFスペクタクルファンタジー。『スターウォーズ』から始まったSFブームにのり、作られた大作。『スターウォーズ』や『エイリアン』等を経ての特殊撮影の割には、アンドロイド等が、どうみても日本のテレビの『ロボコン』レベルなのには苦笑してしまうが、それでも、アンドロイドの不気味な描写は見どころだし、巨大戦艦シグナス号のスケールの大きさと宇宙空間に漂う美しさは必見。アカデミー撮影賞と特殊効果賞にノミネートされるくらいです。
ラインハルト博士の悪辣さが結構みもので、ディズニー映画の悪役として、狂気をはらんだ悪辣な部類に属する人間で、名優マキシミリアン・シェルが活き活き演じています。ほかに、アンソニー・パーキンスだ、アーネスト・ボーグナインだ、イヴェット・ミミューだとやたら豪華で、アンドロイドの声でもロディ・マクドウォールだスリム・ピケンズだと信じられないくらい。そして壮麗な音楽も「007」シリーズのジョン・バリーなのだから驚き。彼の作風としては珍しい部類に入ると思うのですが、スケールな音楽が展開されます。
本作はディズニー+にて配信されています。
『トロン(1982)』驚異のビジュアル体験!
【あらすじ】
ゲーム開発者のフリンは自身が開発したゲームを同僚のデリンジャーに寄り盗まれてしまう。そのゲームはたちまち大ヒットし、デリンジャーは会社の社長に就任。フリンはゲームセンターの社員と落ちぶれてしまう。フリンはデリンジャーの盗作の証拠をつかもうと、ゲームや会社のコンピュータシステムへのハッキングをはじめる。しかし、ハッキングの事実をデリンジャーに察知されたフリンはハッキング中、会社が開発した物質転送機により、ゲームの世界へ引きつりこまれてしまう。その世界の中で、ネットの世界から現実の人間社会への支配をもくろむデリンジャーの陰謀を阻止することができるのか!
【かいせつ】
世界初の全編CGで作られた映画!!として当時かなりの話題をさらった作品。
そう、ボクらアタシらの時代のCGといったら、まさにこのような感じだったんですよね。アニメチックでもあり、立体感のある、ネオンのようなかがやきを持った、不思議な映像美ながら、立体感や疾走感のあるバイクシーン、変身シーンは、当時かなり魅了されました。CGってすげーーーっ
本作にスタッフとして後の名匠、ティム・バートンも参加しています。
出演はフリンにジェフ・ブリッジス、デリンジャーに『オーメン』のデビッド・ワーナーと豪華。しかし、本作はとにかくこのCG、映像美を堪能し、濃ゆい世界観に身をゆだねてみるべき作品です。
2010年に『トロン:レガシー』という作品でリブートされました。この作品にもジェフ・ブリッジスがクレジットされています。
『何かが道をやってくる(1983)』ディズニーダークファンタジー
【あらすじ】
大の仲良しの少年、トムとウィル。ある日、かれらの住んでいる町にカーニバルがやって来る。カーニバルを率いているのは謎の男、ミスター・ダーク。どことなくミスター・ダークにうさん臭さと不気味さを感じていた二人は、こっそりカーニバルに潜り込む。と、次々と町の人間がカーニバルにやってくる。そして、回転木馬に乗った大人たちが若返るのを目撃する。しかし、その時の大人がこれまた次々行方知れずに。不審に思った二人は再びカーニバルに忍び込む。そこで、彼らは恐ろしいミスター・ダークの正体を知るのだった・・!
【かいせつ】
ディズニーが、ホラー・SF作家として著名なレイ・ブラッドベリの小説を映画化。ブラッドベリ本人が脚本に参加しています。ホラーファンタジーでとても怖い、というわけではないものの、雰囲気がとても良く、謎のカーニバルの存在が町を破滅に導こうとする様子がなかなかにゾッとします。ミスター・ダークの魔法や闇の世界等のSFXは、時代を感じさせるもののこれも見ごたえはあり、主人公が子供ということもあって、ホラーがダメな人でも見ることのできる作品です。
ブラッドベリファンの中でも意外に評価の高い本作ですが、何故かこれも日本では劇場未公開。ビデオスルーになった作品です。本作もDVDが出ているか不明で、配信でもないので、現時点で本作をごらんになるのはなかなか難しいです。
いかがだったでしょうか?80年代、レンタルビデオ店に並んだディズニーのSFXを駆使した作品群のご紹介でした。今ではあまり考えられないようなレパートリーかもしれませんが映画少年少女へ楽しみを提供してくれていた。それが「ディズニー映画」でしたっ!
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投稿を表示椿さん、7月26日のイベントお疲れ様でした。ゴジラ音楽への強い愛情と朗々たる歌声に感動いたしました。
これらの作品、全て観ております。特に『何かが道をやってくる』は中々難しいブラッドベリ作品の映像化ではかなり成功した映画だと思っていて、どうにかして再見したいものだったのですが桃田さんの返信で希望が断たれてしまいました。おのれ、ディズニーめ!
それはともかく、色々と語ることができる作品群ですね。『トロン』は当時のゲームの世界を映像化したと言える映画で他の映像作品にも影響を与えた作品でした。『ブラックホール』は科学的には重力や相対論的効果を無視していますが、なんと元ネタは『海底二万哩』だというのでズッコケた覚えがあります。そういやワームホールを通ってホワイトホールに抜け出す場面はアナロックス博士たちがボートで脱出する場面に相当するのかな。『ドラゴンスレイヤー』は実際、RPGゲームみたいなプロットでしたが、私のような特撮マニアにはドラゴンがゴー・モーション・アニメーションで撮影されたというのが売りでした。
私の子ども時代にはディズニーがコンスタントに実写映画を公開していた記憶があります。『宝島』もそうだったんじゃなかったかしら。
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投稿を表示『ドラゴンスレイヤー』『リターンtoOZ』『ポパイ』『何かが道をやってくる』『呪われた森』全部ディズニーと交渉して復刻しようとしましたが、2015年頃から古い作品のDVDリリースはやらない、アーカイブは外部へ出さないって方針になって没になってしまいました。
その翌年くらいになぜか『ベビーシッター・アドベンチャー』だけ、ぽつりとリリースされて、その後ピタリと止まり、そして気が付いたらレンタルもなくなってしまいました。
いいところまでいったんですけどねーー
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投稿を表示『トロン』は懐かしい。当時は最先端技術な感じでしたね。
『ドラゴンスレイヤー』ねー。これ、スラッシュ・メタルのスレイヤーのバンド名の元ネタらしいんだよね。昔、ゲーセンでゲーム版をやったなー……って思ったら、あれは「ドラゴンバスター」でござったよ。
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