カッツ
2025/11/22 08:21
男と女
1966年、クロード・ルルーシュ監督、フランスの恋愛映画、主演はアヌーク・エーメとジャン=ルイ・トランティニャン。子供を寄宿舎に預けている中年男女が、帰りのドライブをきっかけに出会い、やがて静かに惹かれ合っていく。
現代の視点から見ると、物語の展開は特別なものではないかもしれない。しかし、当時としては斬新で、感情の機微を繊細に描いたこの作品は大きな話題を呼び、世界的にヒットした。特にフランシス・レイによるテーマ音楽は、映画音楽のスタンダードとして今なお多くの人に愛されている。
シンプルな物語の中に、映像美と音楽、そして沈黙の中に宿る感情が巧みに織り込まれており、フランス映画らしい余韻と品のあるロマンスが感じられる作品だった。
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