村松健太郎
2024/03/06 14:47
理系青春映画の最新系『PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~』
これまでもロボットコンテストの『ロボコン』、陸上競技の『奈緒子』、剣道を描いた『武士道シックスティーン』、ボルタリングの『のぼる小寺さん』とド直球から少しだけ外れた青春モノを映画いてきた古厩智之監督の最新作はeスポーツを題材にした『PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~』。実際にあったエピソードが元になっているので程よいリアリティがあります。
本作は何と言っても『蜜蜂と遠雷』の鈴鹿央士と『MOTHERマザー』の奥平大兼という注目の若手演技派をメインに据えられたことが大きいでしょう。これまでも難役をこなしてきた二人が今作でも複雑な心情を抱えつつもeスポーツに”あり種の生きがい”を見出す若者を好演しています。
この二人に挟まれる形になる小倉史也も大健闘しています。
オトナの出番を限りなく少なくして3人の物語に集約させたのも良かったと思います。
『ALIVEHOON アライブフーン』や『グランツーリスモ』などゲームの世界と現実を繋ぐ作品がだんだん増えてきましたね。
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