DISCASレビュー

カッツ
2025/10/10 13:21

特捜部Q 檻の中の女

『特捜部Q 檻の中の女』は、デンマーク映画としては珍しく、日本ではあまり馴染みのないジャンルですが、評判が高かったので半信半疑で借りてみました。ところが、これが予想以上に面白い!絶対に観るべき一本です。

物語は緻密に構成されていて、サスペンスとしての完成度が高く、役者陣もそれぞれの個性を見事に演じ切っていて、キャラクターに深みを与えています。特捜部Qという部署自体にも独特の雰囲気があり、私はすっかりその世界観に引き込まれてしまいました。

本映画は特捜部Qシリーズの第一作です。主人公マルコは、迷宮入りとなった刑事事件の資料を扱う“窓際部署”である特捜部Qに左遷されます。そこで、女性国会議員の失踪事件を調査することになるのですが、捜査を進めるうちに次々と新たな事実が明らかになり、物語は予想外の展開へ。終盤は息をのむような緊張感で、最後まで目が離せません。

北欧ミステリーの魅力が詰まった作品で、サスペンス好きには特におすすめです。

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