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2025/12/16 20:50

吸血髑髏船

吸血髑髏船

 1968年 日本 劇場公開:1968年11月9日

スタッフ 監督:松野 宏軌 脚本:下飯坂 菊馬、小林久三 製作:猪股尭 撮影:加藤正幸、赤松隆

     司 音楽:西山登 美術:森田郷平 編集:太田 和夫 協力(特撮監督):川上景司、福

     田太郎

キャスト 松岡きっこ、入川保則、西村晃、岡田真澄、金子信雄、小池朝雄、内田朝雄、山本紀彦、

     谷口香、桔梗恵二郎、柳川慶子、内田海丹、平野稔、高木均、真弓田一夫、建部道子 他

数億円の金塊を積んだ貨物船が、太平洋のド真中で襲われた。依子は船医の西里と新婚旅行中だったが、金塊を狙う田沼を首領とした末次、江尻、辻、小野ら五人組に凌辱され、乗組員は皆殺しにあってしまった。それから三年後、湘南のある教会で神父明石の助手をしている冴子は、恋人の望月と海で遊ぶうちに、海中で骸骨を発見した。恐怖のあまり二人は陸に逃げ帰ったが、それ以来冴子は海を眺めるにつけ双児の姉依子を想い出すようになった。ある日霧の洋上に貨物船を見た冴子は、とりつかれたようにモーターボートで沖へ出た。彼女が、その船で見たのは、蝙蝠と骸骨のみだった。そして不気味な船長室には航海日誌が残され、田沼たちの謀叛が記してあった。

陰惨なムードと謎をはらんだストーリーが見どころの怪奇映画で、『吸血鬼ゴケミドロ』に続く松竹の怪奇特撮映画第2弾。妖怪的な造形キャラクターは登場せず、海中に出現するドクロの群れと飛び交うコウモリが造形物として登場する。当時はすでにカラーでの製作が全盛となっていたが、本作はモノクロで製作されている。幽霊船のシーンは、横須賀港で7000トンの船を借り切って撮影された。撮影終了後には船のオーナーから内容にクレームが入り、大幅に内容をカットしたために話がズタズタになった。脚本の小林は、試写を見て無残さに悲鳴をあげたくなる思いだったと記している。海中のシーンはよみうりランドの大プールで撮影が行われた。秋ごろの撮影であったため、水中への飛び込みシーンがあった入川保則は、撮影後に高熱を出して寝込んだという。 

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