k.a
2025/08/05 18:50
オットーという男
『オットーという男』(2022年、米国、原題:A Man Called Otto)は、フレドリック・バックマンの小説『幸せなひとりぼっち』をトム・ハンクス主演でハリウッドリメイクしたヒューマンドラマ。ピッツバーグ郊外に住む63歳の偏屈な寡夫オットーが、妻の死と定年退職で人生を諦めようとするが、陽気な隣人一家との交流で心が解けていく物語。トム・ハンクスの頑固ながら人間味ある演技が光り、マリアナ・トレビーニョの明るいマリソルが物語に温かみを加える。過去と現在の回想が織り交ぜられ、泣ける展開とユーモアがバランスよく響く。ただ、オリジナルに比べ感情の深さがやや薄く、トム・ハンクスのスター性が時に役を越えて見えるとの声も。
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