
沈黙の戦艦
沈黙の戦艦
1992年 アメリカ 劇場公開:米国 1992年10月9日、日本 1993年5月15日
スタッフ
監 督:アンドリュー・デイヴィス
脚 本:J・F・ロートン
製 作:アーノン・ミルチャン、スティーヴン・セガール、スティーヴン・ルーサー
製作総指揮:J・F・ロートン、ゲイリー・ゴールドスタイン
キャスト
スティーヴン・セガール(ケーシー・ライバック)、
トミー・リー・ジョーンズ(ウィリアム・スト ラニクス)、ゲイリー・ビジー(クリル中佐)、 エリカ・エレニアック(ジョーダン・テート)、コルム・ミーニイ(ドーマー)、
パトリック・オニール(アダムス艦長)、ニック・マンキューソ(トム・ブレーカー)ほか

米国海軍最大最強を誇るハイテク戦艦ミズーリ号は、栄光に満ちたキャリアに終止符を打つべく最後の航海に出た。だがその平和な航海は、艦に搭載されている核兵器乗っ取りを企む元CIAのストラニクスと海軍のクリル中佐らテロリスト集団によって打ち砕かれた。彼らは艦長を射殺し、乗員を人質にしてアメリカ政府を翻弄する。しかし、その絶体絶命の危機の中、船のコックながら元特殊部隊のケイシー・ライバ
ックが立ち上がる…。

言わずと知れた「史上最強オヤジ」スティーヴン・セガールをアクションスターとして有名にした作品です。
映画の舞台となった戦艦「ミズーリ」は対日戦での輝かしい象徴として現在でも真珠湾にその勇姿を現しています。本作でも姿を当然見せていますが、派手なアクションシーンは別の記念艦である「アラバマ」で撮影されました。

興行成績についても『沈黙の戦艦』は大成功を収めました。全米での興行収入は約8,300万ドルを超え、全世界では1億ドル以上の収益を上げています。アクション映画としては異例のヒットであり、当時のセガール主演映画の中でも特に成功した作品とされています。さらに、本作はアカデミー賞で2部門にノミネートされ、音響効果編集賞と録音賞に選ばれるなど、技術的な面でも評価されました。
私はセガール主演映画の中でも、特に好きな映画です。
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投稿を表示これは劇場へ足を運びましたし、大画面で観て良かったと思えるアクション映画でした。
スティーヴン・セガールの出演作でも一二を争う出来だったと思います。舞台というか背景というかが戦艦「ミズーリ」(実際は京介さんの記事のとおり「アラバマ」で撮影されましたが)という、まぁでかいフネなのでアクションにぴったりだったというのもあると思います。
しかも、本作では脇を固める俳優陣もトミー・リー・ジョーンズとゲイリー・ビジーという悪役顔の二人。早々に殺されちゃう艦長も貫禄十分。
当時は時代遅れと言われながら、トマホークを積載したりして実戦任務にも就いていた戦艦を乗っ取るという発想も面白いし、その装備の威力を見せつける場面もあり(例えば接近してくる戦闘機をCIWS(近接防空兵器)で撃墜するとか、核搭載のトマホークをハワイに向けて発射するとか、北朝鮮の潜水艦を主砲で破壊するとか、もっとも最後のは艦を奪還した乗組員によるものですが。)セガールや乗組員と敵のテロリスト集団との撃ち合いと合わせてアクションを堪能できました。
拳銃は、セガールは元々お気に入りと思われるコルトM1911を使うのに対し、トミー・リー・ジョーンズがH&K(ヘッケラー・ウント・コッホ)のP7を使ってたのが目立ちました。彼は同じ銃を『ブラックライダー』でも使ってましたから、本人が好きなんじゃないかなと思ってます。