恐竜100万年
恐竜100万年
1966年 イギリス・アメリカ合作 劇場公開:1967年2月21日
スタッフ 監督:ドン・チャフィ 脚本:ミッケル・ノバック、ジョージ・ベイカー、ジョセフ・
フリッカート 製作:マイケル・カレラス 音楽:マリオ・ナシンベーネ 撮影:ウィル
キー・クーパー 編集:トム・シンプソン 特殊視覚効果:レイ・ハリーハウゼン
キャスト ラクエル・ウェルチ 、ジョン・リチャードソン 、マルティーヌ・ベズウィック 、
ロバート・ブラウン、パーシー・ハーバート、ジェーン・ウラドン ほか
原始時代。活火山の麓にあるホラ穴にアクホバ(R・ブラウン)を長とする民族が住んでいた。彼の次男ツマク(J・リチャードソン)はある日、食物のことで父親と喧嘩して追放されてしまった。そして巨大な恐竜やトカゲや猿人の危険と恐怖がいっぱいの放浪の旅が始まった。そんなある日彼は海辺に住む民族のシェル族に出会った。その中の美しい娘ロアナ(K・ウェルチ)が見知らぬツマクの姿を見つけ、彼を迎えようとすると突然巨大な海亀(アロサウルス)が出現した。ツマクは死闘を演じてそれを撃退しシェル族に迎えられた。この民族は穴居族より優れ、武器も比較的進歩していた。だがツマクは手槍のことから若者のひとりと争いをおこし追放の憂き目にあった。ツマクを慕うロアナは彼のあとを追った。

本作は、1940年のアメリカ映画『紀元前百万年』をリメイクした作品で、『吸血鬼ドラキュラ 』や『フランケンシュタインの復讐』などで製作総指揮を務めたマイケル・カレラスが製作した。『紀元前百万年』のオリジナル・ストーリーをカレラスが脚色し、『アルゴ探検隊の大冒険』を手がけたドン・チャフィが監督した。円熟期を迎えたレイ・ハリーハウゼンの手による古生物たちは、そのクォリティーと多彩さ、演出の妙において、現在の目で観ても大変魅力的であります。また、本作での革製のビキニ風衣装のウェルチの姿は、歴史に残る強いインパクトを与えた。ウェルチはこれによりセックスシンボルとなると共に、その姿のポスターも時代を象徴するものとなっている。