2025年に観た映画(6) 「アンダーニンジャ」

まずは予告編にそそられた本作、原作は花沢健吾先生ですか。知らんかった。
原作側の面白さ・醍醐味と福田イズムの融合。これまで様々な人気漫画を実写化してきた福田監督ですが、原作の持ち味を淡々と取り込みつつ、例の福田ワールドと半ば強引に融合を図るのはいつもの通り。そしてそれを可能にしている、双方の世界を行き来する俳優陣もおなじみの顔ぶれ。
田渕景也アクション監督の功績なのでしょうが、ニンジャ同士の攻防はなかなか観応えある。中でも山本千尋演じる山田美月の腰の座ったヒール振りは恐怖感すら纏わせている。所謂忍者物としての起承転結もしっかりしている。
そしていつものオトボケなパートですが、私は雲隠(山﨑)と大野(ムロ)の「ん?」コントで延々笑わされてしまった。私が観た福田作品の中でも過去イチな名シーンなのではとさえ思えました。ここで笑えない観客にとっては本当に蛇足なシーンなんでしょうね(長いし)。
なんだよなんだよ面白いじゃんと帰宅後改めて原作も読んでみて、今さっき観てきた実写版がしっかりと原作をなぞっている事を知りました。なるほど原作がメチャ面白い。こっちを先に読んでいたら映画版の評価が変わったかも。ただその再現力の高さにはやっぱり唸らされます。絶好調のCreepy Nutsが担当した主題歌『doppelganger』は「ダンダダン」の『オトノケ』並みにカッコいい 。劇中でも使えばいいのにと思ってしまった。
空知先生も麻生先生も花沢先生も、どこかとぼけたギャグセンスが持ち味で、福田監督はきっとその点にシンパシーを感じているし「俺なら(実写化)やれる」と思って臨んでいるのではないかと勝手に思っています。そして本作もその“成功事例”であると。全然続編も可な感じですし、これで終わるの勿体ないなー。とりあえず原作とアニメ版を復習予定です。
№6
日付:2025/2/9
タイトル:アンダーニンジャ
監督・脚本:福田雄一
劇場名:TOHOシネマズ小田原 SCREEN6
パンフレット:あり(¥990)
評価:6.5








<CONTENTS>
・イントロダクション
・山﨑賢人インタビュー
・浜辺美波インタビュー
・キャスト・コメント
・NINJA DESIGN
澤田石和寛(キャラクターデザイン・衣装デザイン)インタビュー
・NINJA WEAPONS & TOOLS
・NINJA BATTLE
田渕景也(アクション監督)インタビュー
高金幸司(VFXスーパーバイザー)コメント
・プロダクション・ノート
・福田雄一×花沢健吾
・スタッフ・プロフィール
・テーマソング
・クレジット

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投稿を表示とても面白そうです。是非、みたいですね👍️