最初は「コレクター」や「完全なる飼育」のような誘拐監禁ものだと思って観ていた。しかし序盤はまさにその通りで、どこか既視感があり「これはありきたりかもしれない」と感じていた。
ところが物語が進むにつれ、誘拐された少女の“正体”が明らかになり、予想を裏切る展開に驚かされる。単なる被害者ではなく、彼女自身が抱える闇や異常性が物語を一気に反転させ、作品の印象が大きく変わっていく。
ありふれた監禁映画だと思っていたところから、一転して“支配と依存”がねじれた関係性のドラマへと変貌する点が、この作品の最大の魅力だと感じた。