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私の好きな映画

京都の映画どすえ~「事実無根」

京都を舞台にしたインディーズ・ムービー。

タイトルの「事実無根」は、別の企画で構想されてたようで、

その企画が流れて、本作品にこのタイトルを使用されたとのことです。

チラシのビジュアルから想像しにくいですが…

舞台となるのは京都駅から上がったところの公園にある小さなカフェ。

いつもこどもたちがやってくるほのぼのしたカフェで、そのマスター

を近藤芳正が演じています。

高校卒業した女の子が、このカフェにアルバイトすることになります。

この店の前でウロウロするホームレス、村田雄浩、この3人と、

カフェの常連客でストーリーが進行します。

このカフェは実在します。

 

関西弁とは存在しない?!・・・

そんな言葉は存在しないんです。

大阪、京都、神戸にそれぞれ”ことば”があります。

大阪弁はお笑い芸人が話す汚い言葉と思ってるひとが多いと思いますが、

船場ことばという、はんなりした言葉が本来のもので、

俗に言う”京都弁”に近いものです。

俗な”大阪弁”というのは河内弁や泉州弁が近いと思われます。

京都弁も、あのはんなりした言葉は祇園など、花街の一角だけに使用されていて、

まちなかの京都人はちがう言葉づかいをしております。

京都も広いので、言葉づかいは種々あります。

 

近藤芳正も村田雄浩もネイティブではない!

ふたりは関西弁らしき発音をしていますが、

ニセのイントネーションです

”関西弁”は英語並みに発音が難しいのです。

アルバイト定員を演じる東茉凛は正確な発音しております。

彼女は大阪出身ゆえ、この二人との差をどうしても感じてしまいます。

近藤芳正はKBS京都いう独立U局で、角野卓三と「おやじ京都のみ」という番組で

京都飲み歩き番組に出演しています。

これはBS11やYoutubeで観れます。

京都馴れしているのですが、難しいみたいです。

ただ、役では愛知県出身となっています。

ご本人も愛知県出身でNHK・CK制作の「中学生日記」でこの世界に入ったそうです。

でも、京都に住んでいる人は京都人だけではない…

 

五人のテーブル

余談が多くなりましたが、

ストーリーはカフェのマスターとアルバイト女子、そしてホームレスに

いろんな事実が明らかにされてきます。

1983年にジョン・ボイト主演の映画を思い出しました。

言うとネタバレになるので、

内緒にしておきます。

現在、京都のみの公開ですが、

5月以降、東京で公開予定となっています。

 

ミニシアターにこどもたちがたくさん見に来てて、あれ?と思ったのですが、

出演者たちでした~

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