DISCASレビュー

タイトル通り、仮面ライダーWの映画です。ジオウにも登場した仮面ライダーエターナルが生まれた映画といえば、分かる人もいるかもしれません。
仮面ライダーエターナルである大道克己率いる蘇った死人の集団NEVERが風都タワーを占領し、仮面ライダーW達がNEVERの野望を阻止しようと奮闘します。敵がエターナル以外Wと同じメモリを使用しており、上位互換として同じガイアメモリが2つ以上ある状態の本作だからこそ見れるドーパントが登場します。また、本来正義の力として使われていたメモリやドライバーが悪の力として立ちはだかるという絶望感の演出にもなっています。
改めて見直すと、冒頭から「ガイアメモリと人間は運命的に惹かれ合う」「事務所の天井に穴が空いてる」と伏線を散りばめられているのが分かります。でもその後、風麺の屋台の上にT2ガイアメモリが乗っており、事務所の天井って風麺の屋台より脆いのか？と少し笑ってしまいました。
仮面ライダーエターナル、仮面ライダージョーカー、ルナ・ドーパント(と言うより泉京水)と15年以上経った今でも衰えない人気を持つライダーとドーパントが登場しており、数多くある仮面ライダーの映画の中でもかなりの名作であると思います。