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私の好きな映画

Yuji Abe
2024/07/29 20:57

映画「銀河鉄道999」星野鉄郎が大人たちを引き寄せる魅力とは!

 

映画「銀河鉄道999」は、機械化人の人間狩りで、母を目の前で殺された少年が、母の復讐を目指します。

たくさんの人に出会い、少年は「限りある生命の尊さ」に気づき、機械化人の世界を変えようとする冒険アニメーション。

キャストは、星野鉄郎を野沢雅子、メーテルは池田昌子、車掌は肝付兼太、キャプテン・ハーロックは井上真樹、クイーン・エメラルダスは田島令子がつとめる。

監督は、「幻魔大戦」、「メトロポリス」のりんたろうがメガホンをとる。

 

(あらすじ)

 

999が発着する地球メガロポリス・ステーションでは、富裕層が、機械の体を手に入れ近代的な生活を営み、対照的に、生身の人間たちは、スラム化したダウンタウンに追いやられ、そこで暮らしていた。

星野鉄郎(野沢雅子)は、銀河鉄道全線の定期券を盗んで機械化人のポリスに追われることになる。

その鉄郎の母そっくりな謎の女性メーテル(池田昌子)は、鉄郎を助け、彼に銀河鉄道の定期券を渡す。

メーテルは、自分と一緒に旅をすることが、条件で。

鉄郎は、機械の体を手に入れるために、彼女との旅を受け入れるが。

 

(鉄郎の魅力とは)

 

久々に見直してみましたが、今までと違い、至るところで感度シーンがいっぱいありました。

・メーテルが鉄郎を助ける時
・クイーン・エメラルダスが鉄郎の戦士の銃を見た時
・キャプテン・ハーロックがボコボコの鉄郎を助ける時
・アンタレスが自爆して、機械伯爵を倒すのを手助けする時
・クイーン・エメラルダスとキャプテン・ハーロックが鉄郎を援護する時

鉄郎が機械伯爵を倒したり、女王プロメシュームの野望を阻止する。

一人の少年が、熱い思いを持ち、それに向けて直向きに走る姿は、人を惹きつけたのだと思います。

それを、大人たちが援護射撃を打つ、とても感動的で、自分もそんな大人になりたいので、心が揺さぶられたと思います!

その中でも、キャプテン・ハーロックの最高の応援の言葉で、勇気をいっぱいもらいました。

「男なら危険を顧みず、死ぬと分かっていても行動しなければならない時がある。負けると分かっていても、闘わなければならない時がある!」

この作品は、名言がいっぱいありすぎて、感動だらけです。

 

鉄郎は、はじめ、機械の体を手に入れるために999に乗ることを目指していました。

 

冥王星で、機械の体を得た人たちが、元の体を懐かしむ機械化人、自分の体から離れることが出来ないシャドーを目にします。

最初は、機械の体になることの意味を理解していませんでした。

「永遠に生きる事が幸せじゃない。限りある命だからこそ人は精一杯生きるし、思いやりややさしさもそこに生まれるんだ」

鉄郎のこの言葉は、とても素晴らしいと感じました。

生きるとは、守るべきものとは、仲間とは、鉄郎が全てを理解した瞬間は、鳥肌が立ちました。

 

永遠の命を得ると、命の大切さが判らなくなり、機械化人が、生身の人間の命を粗末にする。

それって、機械化人の暴走だと、理解した鉄郎は、生身の人間の安全を守るために、機械化人を倒すことを決意したのだと思います。

 

AI時代になって、機械が人に近づいて来る時代がもうすぐそこまで来ています。

いずれ、人類は、永遠の命を手に入れることができるかもしれません。

あと、20年から30年先ぐらいで、脳以外の臓器は人工的に作れるようになるそうです。

限りあるから、楽しい、幸せを感じることもあります。

永遠の命、限りある命、どちらが幸せなのでしょうか?

一見、永遠の命がいいように思えますが、目標、目的がなければ、空気を吸うだけの人生になってしまいます。

また、大切なことの定義が変わってしまうかもしれません。

私自身は、目標を成就するまで、まだ、時間が必要です。

でも、時間が永遠になってしまったらどう考え、どう行動するでしょうか?

限りあるから、精一杯頑張る、精一杯楽しめる、それが本当の幸せだと信じます。

松本零士作品は、眩しいヒーローをいっぱい描いて、その一人ひとり違う正義を大切にして、我々にだいじな規範を示してくれていますね!

 

(まとめ)

 

「銀河鉄道999」は、私が子供の頃、初めて映画館で見た映画なので、思い出がいっぱいです。

その時は、鉄郎とメーテルが別れるラストシーンが一番の感動シーンでした。

「私は貴方の、思い出の中にだけいる女。私は貴方の、少年の日の心の中にいた青春の幻影」

このメーテルの言葉は、どうゆう意味かよく判らなかったけど、とても心に残りました。

今回の鑑賞では、メーテルと鉄郎が出会うシーンで、最後の感動シーンを思い出しました。

普通でしたら、各シーンの積み重ねで、最後に気持ちが爆発するのが一番いい形だと思いますが。

何回も見ると、記憶で自分を盛り上げてしまうものですね。

それだけでなく、今まで気づかなかったこともいっぱい気付きました。

特に、クイーン・エメラルダス、キャプテン・ハーロック、アンタレスたちの大人が、少年を応援する姿は、素敵でした。

原作の「銀河鉄道999」、「クイーン・エメラルダス」、「キャプテン・ハーロック」を、大人買いをして読みましたが、各主人公同士が絡むことはなかったので、映画を見ると新鮮です。

当初、原作者の松本零士は、全ての主人公が一つの作品のキャラクターで計画していたそうです。

でも、編集者の提案で、それらのキャラクターそれぞれ主人公にして、バラバラの作品にしたそうです。

この映画は、当初の作品に近づけたのかもしれないですね!

最後に、この言葉で締めくくります。

「今、万感の思いを込めて汽笛が鳴る。今、万感の思いを込めて汽車がゆく。一つの旅は終わり、また新しい旅立ちが始まる。さらばメーテル。さらば銀河鉄道999。さらば、少年の日々・・・」

 

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1 件の返信 (新着順)
U子
2024/07/29 22:33

私も999大好きなんです💓
全部のシリーズ読みすぎて、松本零士さんのちょっと適当な設定による矛盾点が気になってしまうくらい😅💦
ゴダイゴの999の曲も好きでピアノで練習しましたw


Yuji Abe
2024/07/30 11:09

コメントをありがとうございます!

今でも、ゴダイゴの銀河鉄道999の主題歌を聞く鳥肌がたちます。

私も、大人買いして漫画を読みました。

松本零士さんには、もっと作品を書いてもらい、完結してもらいたかったです。