カッツ
2025/11/23 07:52
キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン
2002年、スティーヴン・スピルバーグ監督、主演はレオナルド・ディカプリオとトム・ハンクス。1980年に出版されたフランク・W・アバグネイル・Jrの自伝『世界をだました男』をもとに製作された映画である。
フィクションとして観れば、描かれている犯罪はそれほど重大なものではなく、普通のサスペンス映画のように感じるかもしれない。しかし、これが実話だと知ると、一気に面白さが増す。人は外見で判断するという事実が浮き彫りになり、パイロットの制服を着ているだけで周囲の人々が簡単に信用してしまう様子には驚かされる。
アバグネイルは21歳で逮捕され服役した後、その類まれな才能を活かして詐欺防止を専門とする金融コンサルタント会社を設立。現在では世界中に多くの顧客を持ち、大きな成功を収めている。犯罪者としての過去を持ちながらも、社会に貢献する道を選んだ彼の人生には、皮肉と希望が同居しているように感じた。
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投稿を表示本作は実はDISCASさんのレビューのデビュー作品なのです。(洒落じゃありません。)
最初はディカプリオが詐欺師というのはどうなのかなと思ったのですが、実際に観てみると面白い。バカバカしい設定でも、その場にいる者には外見がすべてというのが現実にあるのだということが分かります。
捜査官を演じたトム・ハンクスも存在感がありましたね。実話ベースということを知らなくても楽しめる映画でした。