DISCASレビュー

k.a
2025/07/15 12:14

カルキ 2898-AD

映画『カルキ 2898-AD』(2024年、ナーグ・アシュウィン監督、プラバース主演)は、インド神話「マハーバーラタ」を基にしたSFアクション大作。2898年の荒廃した未来、地上最後の都市カーシーは200歳の支配者スプリーム・ヤスキン(カマル・ハーサン)と空中要塞コンプレックスに支配されている。奴隷のスマティ(ディーピカー・パードゥコーン)が宇宙の悪を滅ぼす“運命の子”カルキを身ごもったことで、反乱軍とコンプレックスの戦争が勃発。一匹狼の賞金稼ぎバイラヴァ(プラバース)と不死身の戦士アシュヴァッターマン(アミターブ・バッチャン)が加わり、宿命が動き出す。110億円の製作費を投じた圧倒的な映像、AIロボット「ブッジ」のコミカルな活躍、スターウォーズやデューンを彷彿とさせる壮大さが魅力。続編を匂わせる未完の物語やコメディの軽さが賛否両論だが、Filmarks平均3.7点で、アクションと神話の融合が楽しめる。

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