誰しも一度はタイトルを聞いたことがあると思う作品です。
社会現象にもなりいたるところでパロディもされたという名作ですが、実際に本編を観たことがなかったので観てみました。
歯に衣着せぬ言い方をすると、面白いB級作品という感じでした。
ゴーストを退治する話ではありますが、ホラー色はそこまで強くなく基本的にコメディなのでホラー映画が苦手という人でも楽しんで観れると思います。
登場人物の掘り下げがほとんどなく、それぞれが丁寧に自己紹介するような場面もないので、正直登場人物の名前を覚えきれないまま話が進んでいく部分はありますが、女好きな中年、子供っぽい中年、インテリ系の中年、クリスチャンの追加戦士とそれぞれの個性があるため、誰が誰だか分からなくなるということはありませんでした。
中年ばっかじゃんとなったでしょうが、初期メンバーの3人は元々博士であり、解雇されて研究が続けられなくなったためゴーストバスターズを結成したという経緯があります。つまり完全な正義感からゴースト退治をするようになったのではなく、お金のためだったり研究の証明だったりと、やや生々しい理由でゴースト退治を始めているのです。退治対象のゴーストに関しても直接的な電撃だったり破壊活動を行うラスボスを除けば、本を動かして驚かせたり勝手に食べ物を食べたりとそこまで甚大な被害を及ぼしておらず、そこもコメディとして安心してみれる要因だと思います。
ゴースト退治に関しても一応科学的根拠が説明されたりしますがとんでも科学であり、そこも含めてB級感があって楽しめました。

基本的にノリノリで頭空っぽにできる作品ですが、コメディ映画につきものかもしれませんが下ネタも多く、そういうのが苦手な人は少し避けた方がいいかもしれません。