カッツ
2025/10/31 07:54
夜霧よ今夜もありがとう
1967年に公開された『夜霧よ今夜もありがとう』は、石原裕次郎と浅丘ルリ子主演による、いわば“日本版カサブランカ”とも言える作品である。
ハンフリー・ボガートとイングリッド・バーグマンの名作を彷彿とさせるような、哀愁とロマンに満ちた物語が、横浜の街を舞台に展開される。石原と浅丘が演じる男女の関係は、どこか影を帯びながらも情熱的で、オリジナルに劣らぬ魅力を放っていた。
挿入歌「夜霧よ今夜もありがとう」は、石原裕次郎自身が歌い、大ヒットを記録。映画の雰囲気を象徴するような一曲であり、私自身もカラオケでよく歌うほど、心に残るメロディと歌詞である。
映画と音楽が見事に融合したこの作品は、昭和のロマンと哀愁を感じさせる一本だった。
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