DISCASレビュー

『ディスコード －DISCORD－』（2012）は、ニコラス・マッカーシー監督によるアメリカのホーンテッドハウス・ホラー。厳格な母親の下で育ったダンサー、アニー（ケイティ・ロッツ）が母の死を機に実家に戻るが、姉ニコール（アグネス・ブルックナー）が忽然と姿を消し、ベビーシッターの友人ジュディ（ヘイリー・ハドソン）も失踪。家に潜む不気味な気配と女の霊が導く中、母親が隠していた殺人鬼の秘密が明らかに。閉鎖的な家屋の緊張感、霊媒師チャールズ（キャスパー・ヴァン・ディーン）の助けを借りたサスペンスとジャンプスケアが魅力だが、プロットの複雑さと『シックス・センス』的なひねりの陳腐さで賛否両論。低予算ながらインディーらしいリアリティが光る心理ホラー好きにオススメ。