【ネタバレ】映画『Barbie』で泣くと思わなかった話
2023年8月16日(水) ※この記事を読んだ方はぜひいいね👍してください!
はじめまして。映画っ子はじめての投稿になります!Discover Us5のイベントでコラムニストに興味を持ち…今にいたります。これからコラム投稿がんばっていきます!
さて。
今日は観てきたばかりの映画『Barbie』に
良い意味で面食らった話をしたいと思います。 ※ネタバレが入ってるのでご注意ください
▼ マーゴット・ロビー史上最高映画
映画『Barbie』を劇場で観てきました。
この映画のジャンルを一言で表すなら社会派風刺ファンタジー映画かな。
#なにそのジャンル
バービー人形ごとく完璧に可愛いマーガレット・ロビーを拝もうかなぁ〜というノリで観に行ったのですが、気づけば号泣してました
#涙もろい
ええ、そうですね。もちろんマーガレット・ロビーは過去一かわいかったですよ。
これとか
これとか
これなんて可愛すぎて悶えました🥺
#たぶんマーゴット・ロビーはバービー人形の生まれ変わり
▼ 簡単なあらすじ
キラキラ・マーゴット・ロビー・タイムは早々におわり、次元の歪みにより劣化するBarbie、女の子中心だったバービーランドは気づけば、男の子たちが牛耳る男社会になってしまいます。
#キラキラ・マーゴット・ロビー・タイムってなに
#そしてKenが急に暴走
・・・そんな中でBarbieは成長していく物語です。
#急に雑 #みんな映画館で見て
公式ホームページはこちら
#ピンク色って勇気が湧いてくる色
▼ バービー人形こそ時代の鏡
混乱する中でBarbieとKenのそれぞれ抱える悩みが見えてきました。
#出来事は滑稽に描かれているけど悩みはリアル
<Baribieの悩み>
・完璧で美しいべし(セルライト、ヒール靴)
・流行りじゃないとダメ(廃番Barbie)
・個性的だったりみんなと違うのもダメ
(廃番Barbie)
<Kenの悩み>
・見た目が良いだけじゃ足りない
(Barbieに振り向いてもらえない)
・実力や肩書きがないと恥ずかしい
(バク転もできない)
・女性より優位にいないと恥ずかしい
(女の子にお酒を運ばせたり)
・弱みなんて見せず男らしくあるべし
(仕切るのが上手くないことを正直に言えない)
あれ・・・?これってまさに今の現代病じゃないですか?整形依存症、摂食障害、男尊女卑、ルッキズム…
▼ Barbieの変化は時代の変化。見逃せない5つのキーワード
この5つのキーワードが象徴するものとはこんなところかなと思います。
<大人になったらバービー人形を卒業>
女の子は誰しも幼い頃にバービー人形(日本だとリカちゃん人形かな)を憧れます。だけどいつしか「日本は男社会」という現実を突きつけられて選ぶ道は、男社会を理解して妥協して飛び込むか、何も考えないようにして憧れを引きずって現実を見ないか。
つまり女の子に与えられた選択肢は、
「バービー人形」がただの理想と気づき現実を見て生きるか、
男たちの思惑で作り上げられた「華々しい理想的な女の子」として生きるか。
マーゴット・ロビー演じるBarbieは最後には前者をとります。
<洗脳を解く>
Barbie(マーゴット・ロビー)が他のBarbieの「洗脳を解く」をします。これはまさに男社会での理不尽さに気づき、声を上げる今の時代を表現しているのでは。と思いました。グロリア(人間の母親)の叫びはとても心に突き刺さり涙が溢れてきました。
#ここのシーンは絶対見逃さないで
#この映画のサビはここ
#むしろここだけでいいから見て
<Barbieがバービー人形を卒業>
また最後に「ふつうのバービー」が大量に生産されるというのは、これからの時代、普通のバービー人形(職業が決められてない)のように女の子は何にでもなれるから自分の頭で考えるのよ、っていうメッセージなのかなと思いました。Barbieがバービー人形を卒業するのも、これからは自分の意志で生きていくのよ、っていう意思に見えました。
#脱理想的な女の子
<生みの親マテル社>
またバービー人形の生みの親であるマテル社がこの映画に全面協力してることから、マテル社自身も「理想的な見た目の女の子=バービー人形」というから「何にでもなれる女の子=バービー人形」に脱構築したいのではないかなと思いました。
<男社会>
この映画の製作にも入ってるマーゴット・ロビーは芸能世界、監督のグレタ・ガーウィグは映画業界、それぞれ群を抜いて厳しい男社会の世界で生きてきた2人の経験にも基づいた想いが強く込められているかなと思いました。
#KenがBarbie(マーゴット・ロビー)映画とはって語るとことかね
▼ 別名 ガールズパワー放出映画
まず製作のマーガレット・ロビーが、グレタ・ガーウィグ監督を指名したところからプロジェクトが始まっています。この映画『Barbie』プロジェクトでは、さまざまな時代のガールズパワーが詰まった作品だと思います。
#ガールズパワーって言葉好き
#女の子は強いんよ
<製作>
映画『ボムシェル(Bombshell)』で性被害者を演じたことをきっかけに、セクシュアリティハラスメント問題と向き合ったマーゴット・ロビーが製作・主演を務める
<監督>
マーゴット・ロビー指名で、「レディ・バード」「ストーリー・オブ・マイ・ライフ」など女性たちが直面する混乱を丁寧にリアルに描いてきたグレタ・ガーウィグが監督を努める
<楽曲>
シンディー・ローパーから始まりニッキー・ミナージュ、デュア・リパ、チャーリー・XCX、エヴァ・マックス、ゲイル。そんな「ガールズパワー」の代名詞的な女性アーティストの楽曲が散りばめられる
<衣装>
わかりやすくCHANELの衣装があったのは、「自立した女性」の代名詞ココ・シャネルのエッセンスを加えるためかも?
▼ この映画のメッセージ
わたしが読み解いたのはこんなメッセージでした。
男性が女性の陥っている状況を理解し、女性が男性の立場を理解するための映画。そして男性、女性それぞれの固定概念から脱却することでより良い世界に一歩踏みだすための映画。
気づかないうちに抱いていた感情や固定概念から抜け出せない現代の私たちの想いを、映画という形で表現し突きつけられたとき、心がギュッとして、込み上げるものがありました。
そして最後にちょっぴりの皮肉とユーモアを込めて言うとしたら、
「理想的な可愛いバービーワールドと完璧でかわいいマーゴット・ロビーのラブストーリーで終わると思ったでしょ?でもこれが現実よ。みんなでここから進みましょ」
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