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spy master
2025/09/30 17:29

映画『パトリオット・デイ』~アメリカを襲った最大の悲劇が語り継がれる最大の奇跡を生む~

概要

2013年4月15日にアメリカ・マサチューセッツ州ボストンで開催されたボストンマラソンを襲った爆弾テロ事件の容疑者特定から逮捕までの102時間を描く衝撃と感動の実録ドラマ。

ボストンマラソンの警備に駆り出された巡査部長を映画『ザ・シューター/極大射程』、『ザ・ファイター』で知られるマーク・ウォールバーグが演じ、実在のFBI特別捜査官を『スリーパーズ』、『ブラック・スキャンダル』で知られるケヴィン・ベーコンが演じる。

監督は映画『ローン・サバイバー』、『バーニング・オーシャン』など迫力ある映像とリアリティあふれる映像で観る者を魅了するピーター・バーグが務めた。

 

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あらすじ

2013年4月15日、アメリカ・マサチューセッツ州ボストン。

殺人課の刑事トミーは朝からボストンマラソンの警備に駆り出されていた。

オリンピックに次ぐ長い歴史を持つこのマラソン大会は今回で117回目を迎えており、50万人の観衆でにぎわっていた。

ランナーが次から次へとゴールする中、トミーの背後で突然大きな爆発音が響き渡り、歓声は悲鳴に変わり、逃げ惑う人々と折り重なって倒れる負傷者で会場はまさに地獄絵図そのものだった。

現場に到着したFBI捜査官デローリエは状況からすぐさまテロ事件と断定する。

犯人逮捕に燃えるトミーはいらだちを隠せないが、病院を回って負傷者の話を丁寧に聞いていく。

やがて監視カメラに映る「黒い帽子の男」と「白い帽子の男」がテロ事件の容疑者として浮上し、事件はアメリカ全土を揺るがす緊迫の事態に発展していくのだった。

見どころ

9.11同時多発テロ事件を受けて厳しい警備態勢が敷かれていた中で発生したボストンマラソン爆弾テロ事件の容疑者特定から逮捕までの102時間の真実を描き出していく。

生々しい爆弾テロ事件の映像が観る者に衝撃を与え、事件現場にいるかのような感覚になってしまうほどリアリティある演出に鳥肌が立ってしまう。

アメリカ全土に大きな衝撃を与えた「最大の悲劇」でありながらも、その悲劇がボストン市民が結束する「最大の希望」を生むことを教えられる。

トリビア

マーク・ウォールバーグは2013年公開の映画『ローン・サバイバー』、2016年公開の映画『バーニング・オーシャン』、2022年公開の映画『マイル22』でもピーター・バーグ監督とタッグを組んだ。

映画のタイトル『パトリオット・デイ』とは英語で『愛国者の日』を意味する。映画の舞台となったアメリカ・マサチューセッツ州では4月の第3月曜日に制定されている祝日であり、ボストンマラソンが毎年開催されている。

ケヴィン・ベーコンが演じたFBI特別捜査官リック・デローリエは実在の人物である。また、ジョン・グッドマンが演じたボストン警察警視総監エド・デイヴィス、J・K・シモンズが演じたウォータータウン警察巡査部長ジェフ・ピュジリーズも実在の人物である。

爆弾テロ事件の容疑者はチェチェン共和国出身のタメルラン・ツァルナエフとジョハル・ツァルナエフの兄弟である。兄タメルランは事件当時26歳、弟ジョハルは事件当時19歳であった。

2013年4月19日午前10時過ぎに兄タメルランは警察官との銃撃戦によって死亡した。同日の午後8時42分に弟ジョハルは警察によって逮捕され、裁判で死刑判決が言い渡された。

予告

 

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