最高に面白い”イーリングコメディ”に出会いました！

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🎦ラベンダー・ヒル・モブ🎦

ＴＨＥ　ＬＡＶＥＮＤＥＲ　ＨＩＬＬ　ＭＯＢ

（１９５１年　イギリス　７８分）

監督：チャールズ・クライトン

出演：アレック・ギネス、オードリー・ヘプバーン、ロバート・ショウ、スタンリー・ホロウェイ、シド・ジェームズ、アルフィー・バス、ジョーン・グレッグソン

ざっくりあらすじ:

南米のとある町のとある店で、チップや寄付を気前よく大盤振る舞いする一人の英国紳士。何故一介の銀行員だった自分がここまで財を成せたのかを、同じテーブルに座る男に語って聞かせます。その彼の奇想天外な話は想像を絶する金塊泥棒たちの話でした。

１９５０年代にイギリスのイーリングスタジオで撮影されたコメディを「イーリングコメディ」と称することをつい最近知りました。アレック・ギネス 主演作のイーリングコメディでは「白衣の男」「カインドハート」に続いて本作を鑑賞。この2作も面白かったのですが、この作品もめちゃめちゃ面白かったです！

なにせ、イギリスのコメディの最高傑作とも評される作品ですから、面白いはずですね。1951年度の英国アカデミー賞の最優秀英国作品賞を受賞したほか、アカデミー賞の脚本賞も受賞しています。

そして、なんと、冒頭には｢ローマの休日｣で大ブレイクする前のオードリー·ヘプバーンがたった一言のセリフですが登場します。直ぐに彼女だと判る出で立ちで既にスターのオーラが！

ラベンダーヒルというのはヘンリー（アレック・ギネス）とペンドルブリー（スタンリー・ホロウェイ）の二人の下宿先のハウス名で、タイトル画面には日本語字幕で「ラベンダーヒル一味」と表記され、おやおや、一体どんなお話なのか？とワクワクしました。で、この一味はなんとも味があり、悪いことをしているのに、頑張って！って応援しちゃいます。後半の警察との追っかけっこには、ハラハラドキドキ。

最後のオチには、大笑い！なんとも洒落てます。