愛に溢れた家族の物語ディア・ファミリー
映画『ディア・ファミリー』
劇場公開日:2024年6月14日
上映時間 :116分
監督 :月川翔
原作 :清武英利
脚本 :林民夫
実話に基づいた物語。
娘との約束を守るため、たくさんの人を救いたいという強い気持ちから
IABPバルーンカテーテルを開発した。
予告から泣いていたので、本編観たらどうなるかと思って観に行きましたが、
案の定最初から最後まで泣きっぱなしだった。
娘が心臓病で医師からは20歳まで生きられないと告げられる。
治す方法がない中で、「なにもしない10年とやってみる10年。あなたはどうする?」という言葉。
その言葉で人工心臓を作ろうと行動に移す父親。
医療の知識もない中で、誰よりもたくさんの本を読み勉強し、人工心臓を作っていく‥‥
大学病院で研究している研究者にも声をかけ一緒に手助けをしてもらうが、
それぞれ生きていくための生活がある。
そう簡単に人工心臓を作れるわけでもなく‥‥
自身も町工場の社長。自身の仕事が終わってから始める人工心臓作り。
誰しもが無謀だと思う中、奥さんはずっと支え娘たちも父親を見守り続ける。
資金面調達のことで、実費でしているのにも関わらずどこからそのお金が出てくるのか‥‥
町工場の社長さんでも限界はあるわけで。
そういう資金調達のことは事細かくは描かれてはいないので、
モヤモヤはすることはあれど、そのことは一切気にならないほどに
家族愛が強く描かれている本作。
余命宣告された娘に焦点を当てるのではなく、その父親に焦点を当ててることで単に
お涙頂戴映画ではなく、家族愛と姉妹愛がとても素敵で涙が止まらない。
人工心臓がないなら「じゃあ作ってやる」と立ち上がる父親。
娘のために行動を移す父親とその夫を支える妻。
そして、坪井さんに影響を受ける周りの人達。
諦めないで立ち向かう姿に勇気をもらい、わたしも頑張ろうと思わせてくれた。
家族愛に溢れ、とてもあたたかくて勇気をもらえる映画だった。
絶対に諦めない父親・坪井宣政役に大泉洋
絶対に諦めない気持ちと娘に対する想い、そしてモノづくりにかける執念。
大泉洋さんにピッタリの役だった。
わたしが今まで観てきた大泉洋さんの役でとても好きな役だったなと。
大泉洋さんの人柄もあってか、出演作品はコメディー作品が多めな気もするけど、
町工場の社長さんとか家族思いの父親役、ほんとハマリ役だと思う。とっても良かった。
月川翔監督作品
月川翔監督は今までにも命をテーマとした作品が数多くあるけれど、
月川監督は命の描き方がとても丁寧。そして、美しい。
『君の膵臓をたべたい』
『君は月夜に光り輝く』
『劇場版 そして、生きる』
『今夜、世界からこの恋が消えても』(脚本)
そして『ディア・ファミリー』
命の尊さが丁寧に描かれたストーリー。
ただ苦しく悲しいだけじゃない、希望に満ちた月川監督作品は素敵な作品が多い。
これからの月川監督作品は、日韓共同制作作品。
Netflix新作ロマンスシリーズ
出演に小栗旬・ハン・ヒョジュ・赤西仁・中村ゆり
2025年に配信予定。
こちらはラブストーリーではあるけれど、とても楽しみにしている作品のひとつ!
配信はまだ先ではあるけど、2025年が待ち遠しい。
「さぁ、次はどうする?」
Instagramは随時更新中です!
▼Instagram
@yuchannn_movie