DISCASレビュー

k.a
2025/07/01 07:30

劇場版 ポケットモンスター「水の都の護神ラティアスとラティオス」

『劇場版ポケットモンスター 水の都の護神 ラティアスとラティオス』(2002)は、ポケモン映画シリーズの第5作で、ホウエン地方の水の都アルトマーレを舞台にした冒険物語。サトシたちが幻のポケモン・ラティアス(声:折笠富美子)とラティオス(声:小西克幸)に導かれ、街に伝わる「心のしずく」を狙うロケット団の姉妹ザンナーとリオンから都を守る。アルトマーレの水路やゴンドラの美しい情景と、ラティアスが人間の少女カノンに変身するロマンス要素が魅力。サトシの勇気やラティオスの犠牲が感動的で、バトルと街の危機のバランスが良い。主題歌「ひとりじゃない」が切なさを添える。ただ、ストーリーがやや急展開で、敵の動機が薄いとの声も。ポケモン映画の初期の雰囲気と家族向けの感動が楽しめる一本。

 

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