だいなみ
2024/10/16 00:24
知らないお伽話を見ているかのような「憐れみの3章」
憐れみの3章
あらすじ
・人生の全てを束縛されてる男
・海難事故から生還した妻が怖い警察官
・教祖にする特別な人を探してる女
OPでユーリズミックス の「Sweet Dreams」が流れてカッコよすぎる。
ずっと見ていれるくらいカッコよかった!
章が終わる時やエンドロールもシンプルだけど凝ってて最高だった!
哀れなるものたちからヨルゴスランティモスに入った人はなんか違う。と思うかも。
聖なる鹿殺しあたりが好きな人は好きだと思う。
3つの話で1番好きなのは最初のやつだけど、
2番目の指切るシーン好きだし、
3番目は何回か見るうちに1番好きになりそう。
今作もヨルゴスランティモスの世界観全開で最高だった!
エマストーン×ヨルゴスランティモスはやっぱりいいね!
安定感が違う。
お互いが1番のファンなんじゃない?
原題がkind of kindness(優しさの種類)って意味で
映画見たあとに原題みると腑に落ちた!
優しさってそういうことかと。
束縛することも服従することも信仰させることも
それは優しさ。
邦題の「憐れみの3章」の“憐れみ”は何かに依存して生きてる弱い人を指してるのかなと思った。
視点を変えると束縛も服従も信仰もそれが生きがいの人にとっては優しさだしね。
どっちもいいタイトルだと思う。
ヨルゴスランティモスの映画は現実を見せてるようで
ときどきファンタジーが見えてくる。
これが知らないおとぎ話を見ているようですごく好き。
物語の中で教訓のようなものが見え隠れしてて、
見たあとも色々考えられる。
世界観も確立されてるから見てる時も見た後も面白い!
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