DISCASレビュー

カッツ
2026/01/22 08:34

裏窓

1954年のアメリカのサスペンス映画で、監督はアルフレッド・ヒッチコック。出演はジェームズ・ステュアートとグレース・ケリー。古典的なミステリー映画で、久しぶりにヒッチコック作品を観た。

足を骨折して車いす生活を送るジェフは、裏窓から近隣住民の暮らしを覗き見ることを日課にしていた。やがて、向かいの部屋の夫が妻を殺害し、遺体を処理したのではないかと推理し始める。

舞台は暑い夏。住民たちは窓を開け放ち、カーテンやブラインドも閉めないため、生活の断片がそのままジェフの視界に飛び込んでくる。若い女性が着替える姿や、ホームパーティの賑わいなどが、どこかノスタルジックな色彩で映し出される。グレース・ケリーはいつも正装で本当に美しい。
カメラはほぼ同じ位置からの視点に徹しており、裏窓から見える世界がまるで巨大なセットのように精巧に作られていることに驚かされる。カメラワークの巧みさはさすがヒッチコックだと感じた。

ただ、最終的に夫が本当に妻を殺していたのかどうか、私にははっきりとは掴めなかった。庭を掘り返し、帽子箱に何かを入れたことは示されるが、それが遺体なのかどうかは曖昧で、解釈の余地が残されているように思えた。

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1 件の返信 (新着順)
ラフ
2026/01/23 09:17

ヒッチコックで1番好きな映画です。