k.a
2025/07/16 07:32
ディープ・インパクト / サントラ 洋画オリジナル
「ディープ・インパクト」(1998年)のサウンドトラックは、ミミ・レダー監督のSFパニック映画を彩るジェームズ・ホーナーの壮大で感動的なスコアが特徴。ロバート・デュヴァル、ティア・レオーニ、イライジャ・ウッドが出演し、彗星の地球衝突という危機を描く物語を、ホーナーのオーケストラが荘厳かつ情感豊かに表現。「The Comet’s Sunrise」や「A Distant Discovery」は、宇宙の神秘と人類の運命を壮大に描き、津波や破壊のシーンでの「Drawing Straws」は緊張感と悲劇性を強調。ホーナーのトレードマークであるピアノと弦楽が、家族の絆や犠牲のテーマを繊細に引き立てる。映画の同年に公開された「アルマゲドン」と比較されがちだが、より人間ドラマに焦点を当てた静かで内省的なスコアが特徴。全体として、映画のスケールと感動を音で体現した名盤だが、単体ではやや映画の文脈に依存する印象も。SFと人間ドラマを愛するリスナーに響く一枚。
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