『ミッキー17』鑑賞！

何度死んでも働き続ける男

ーーまさに究極の自己犠牲。

会社のために命を使い捨てられ、

抗うこともなくただ従順に死に続ける姿には、

思わず息をのみました。

次第に「死ぬこと」にすら

麻痺していく彼の生き方に、

共感と同情が入り混じる

不思議な感覚を覚えました。

驚いたのは、

そんな役を演じたのが

バットマンなどを努めたの

イケメン俳優ロバート・パティンソンさんということ。

華やかなスターのイメージとは真逆の、

ポリシーもなくただ働く姿が、

妙にリアルで新鮮でした。

『パラサイト 半地下の家族』の

ポン・ジュノ監督作品ということで、

期待値を上げて観ましたが、

やはり緊張感のある展開に引き込まれました。

どこでどんでん返しがくるのか、

ラストまでドキドキが止まりませんでした。

社畜として頑張る人ほど、

この映画に刺さるかもしれません。

ブラック企業の風刺とも取れるストーリーの中に、

ただのブラックユーモアでは

片付けられないリアルなメッセージが

込められているように感じました。

クセは強めですが、

ブラックユーモアが好きな方には

オススメの一本です！