DISCASレビュー

カッツ
2025/12/17 08:48

ヒッチハイク

1977年/イタリア映画/主演:コリンヌ・クレリー、フランコ・ネロ

本作は、ヒッチハイカーを車に乗せたことから一組の夫婦が恐怖に巻き込まれていく姿を描いたサスペンス・バイオレンス映画である。フランコ・ネロとコリンヌ・クレリーが倦怠期の夫婦を演じ、緊張感と不安が次第に高まっていく展開が特徴的だ。

日本公開当時は、『O嬢の物語』で知られるコリンヌ・クレリーが主演ということもあり、過激な作品として話題を呼んだ。特に映画館で上映されたレイプシーンのロングバージョンが存在するものの、現在は未公開となっている点も注目される。

しかし、50年以上を経て改めて観ると、当時「過激」とされた描写も現代の視点ではそれほど衝撃的ではなく、むしろ時代の空気を映し出す作品として興味深い。サスペンスとしての緊張感は残るものの、過激さよりも1970年代の映画表現の特徴を感じさせる一本である。

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