君を殺した私を赦してくれ。『アマデウス』
またまた音楽系の映画になりますが、本日は『アマデウス』を紹介します!
それにしてもあまりに有名なキービジュアルだ…
【あらすじ】
ある夜、一人の老人「アントニオ・サリエリ」が自殺を図った。死ぬことができず、精神病院に運ばれた彼は「モーツァルト」という人物に「殺してしまったこと」の許しを請い続ける。
慰問に訪れた神父に対し、彼は己の過去について述懐する。
時は遡り18世紀。当時のアントニオ・サリエリは、皇帝ヨーゼフ2世に宮廷作曲家として仕えており、人々からも高い評価を受けていた。
ある時、演奏会で女性を追い掛け回す下品な若者「ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト」と出会うが、後に彼の音楽に触れ、その圧倒的な才能に嫉妬の炎を燃やしていく。
【解説】
至高の才能を授かりながら、その才能が隔絶しているために周囲の受けが悪いモーツァルトと、「モーツァルトに及ばないが、彼の才能が理解できてしまう才能」を授かったサリエリ。
他の人々のようにモーツァルトの下品な(良く言えば子供っぽい)性格を否定するだけでいられたら楽だっただろうに、サリエリは嫌がらせを試みながらも彼の眩しすぎる才能を思い知らされてしまいます。
ただ、サリエリの嫉妬の炎に覆い隠されていたものの、いつしか彼らの間には友情が芽生えており、それゆえにサリエリは晩年まで苦しみ続けたのだと思います。切ない。
ちなみにモーツァルト役のトム・ハルスは、役作りのために指揮とピアノを練習し、ほとんど代役を立てずに演じきったそうです!(こういう話に弱い自分。)
【余談】
自分がこの映画を最初に観たのは、高校のオペラの授業でした。
歌唱一辺倒だった授業でなぜ急に映画を見せられるのか当初は謎でしたが、すぐに引き込まれ、次回の授業が待ち遠しくなったものでした。(長尺のため、3コマに分割して観たので。)
さらにその授業でモーツァルトのオペラ作品『フィガロの結婚』を歌ったことがあります。プロのオペラ歌手とデュエットさせられるという鬼のような期末試験で、終始頭真っ白でした!
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投稿を表示音楽の授業でご覧になったんですね!
オペラの授業でこれを見せられる、ってオペラ実際の舞台映像でなくて、映画となると、興味の湧き方も全然違うものになるでしょうね。本作だと『後宮からの誘拐』『ドン・ジョヴァンニ』あたりがかなり印象的に使われてましたね。とても素敵な授業で羨ましいです。
しかも『フィガロの結婚』のデュエットをプロの方と歌われた!これも素晴らしいですっ!「手紙の二重唱」かなにかですか?
いつかデュエットしてくださいっ((笑)
すみません、実力及ばない者が失礼しました(;^_^A
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