ストーリー

『ミス・サイゴン（オリジナル・ロンドン・キャスト・レコーディング）』は、1989年にロンドンのシアター・ロイヤル・ドゥルーリー・レーンで初演されたミュージカルのサウンドトラックで、クロード＝ミシェル・シェーンベルクとアラン・ブーブリルの名作。29曲、約1時間47分の2枚組で、ベトナム戦争末期のサイゴンを舞台に、キム（レア・サロンガ）とクリス（サイモン・ボウマン）の悲恋を描く。「The Heat is On in Saigon」は熱気あふれる開幕を、「Sun and Moon」や「I’d Give My Life for You」は心を揺さぶる情感を表現。ジョナサン・プライスのエンジニア役による「The American Dream」は皮肉と野心を巧みに歌い上げる。レア・サロンガの清らかで力強い歌声と、キャメロン・マッキントッシュの壮大なプロダクションが光る、ミュージカル史に残る名盤。