インナーウォーズ
インナーウォーズ
2002年 アメリカ 劇場未公開
スタッフ
監 督:クリスチャン・マッキンタイヤー
製作総指揮:ジム・ホレンシュタイナー
脚 本:マイケル・ボールドウィン
音 楽:スコッティー・クラウセン
キャスト :ランス・ヘンリクセン/ロビン・ギヴンズ/ウィリアム・ザプカ/ガストン・ポール

FBI捜査官で爆発物処理のプロ、ゲインズは、爆発物の処理で被害を出し、責任をとってFBIを辞める。犯人の体内には1マイクロメートルの起爆装置があって、生体活動の停止とともに爆弾が破裂する仕組みになっていた。ゲインズは、それを知らず射殺を命じてしまったのだ。
テロリストは、銃撃戦の中で瀕死の重傷を負ってしまった。極微小な核爆弾の起爆装置が、テロリストの体の中に埋め込まれている。そいつが死ぬと起爆装置が作動してしまうのだ!核爆発を阻止するため、ミクロ化装置でミクロサイズになった爆発物処理エキスパート・ゲインズが体内に侵入、襲いくる抗体に立ち向かう。
白血球とバトルを行うなどして、苦難の末に起爆装置にたどり着く。解除するためには、いくつかの番号のついたピン(端子?)をはずさなければならない。しかし、並び方に規則性がない。どう解除すればいいんだ。・・・
「ミクロの決死圏」の二番煎じという感想なんですが、「ミクロの決死圏」の時代にはCGがなかったので実際にセットを組むしかなかったのだが、いかに本物らしくみせるかで、時間と手間をかけたのだ。そんなメジャー大作とくらべてはいけないのかもしれませんね。
作る側が面白さを追求していくとき、ともすると視点は偏ってしまいます。偏りを意識せず、あるいは知りながら無視して作られた映画は、一か八かの魅力があふれています。また、それを期待していたのですから、大満足です。