DISCASレビュー

k.a
2025/07/18 07:05

呪われた絵画

映画『呪われた絵画』(2023年、フェデリコ・ザンパリォーネ監督、ローレン・ラベラ主演、原題:The Well)は、イタリア製のサディスティックゴシックホラー。絵画修復師リサが、亡父の後を継ぎ、イタリアの田舎町の豪邸で焼けただれた中世の絵画の修復を依頼される。作業中、悪夢に襲われ、絵画に隠された呪いや魔女、怪物、赤い月の儀式が明らかに。一方、道中で知り合った生物学者たちが謎の巨漢に拉致監禁され、血みどろの拷問を受ける。リサの修復と並行する監禁劇が交錯し、過激なゴア描写や不気味な井戸の秘密が展開。ローレン・ラベラの熱演と、ジャッロ映画を思わせる雰囲気は魅力だが、急展開やスラッシャー色の強さがストーリーのまとまりを欠くと感じる声も。

コメントする