DISCASレビュー

「エンド・オブ・アメリカ 合衆国壊滅」（2024、原題：Continental Split）は、ニック・ライオン監督によるアメリカのディザスター・パニック映画。88分、PG12。ミズーリ州で原因不明の地震と地割れが続発し、地震学者のキャミ・ウェドル博士（ジェシカ・モリス）が、9時間以内にマグニチュード10の巨大地震が北米大陸を分断すると予測。州知事の誤った断層爆破計画を阻止し、危機を回避すべく奔走する。クリス・ブルーノ、クルー・モローらが出演。

アサイラム製作らしい低予算感と、突飛な地盤沈下や専門用語の多用が特徴。冒頭の断層映像や建物崩壊シーンは緊迫感があるが、ストーリーの単調さや家族ドラマの唐突さ、科学的リアリティの欠如で賛否両論。マイケル・シェーン・プラサーとフィリップ・ラミレスの音楽が緊張感を高めるが、B級ディザスター映画の域を出ないとの声も。U-NEXTやPrime Videoでレンタル配信中。 ホラーやアクション好き向けの軽い娯楽作。